2010年01月07日

分析力を身に付けよう

カプースチン作品やジャズのコピー譜
(上原ひろみ、など)を持っている人は、
自分で形式やコード進行を分析すること。

先に自分でやらないと身に付かないからね。

カプースチンは今までに何曲も書いたし、
ひろみコピー譜もいずれブログに書く予定。

でも、それをただ書き写すだけではダメだ。

いつまでたっても分析力が身に付かないからね。

まずは自分でやってみることが大切だよ。
posted by テル先生 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 分析のためのジャズ理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月05日

分析して応用すると…

本日は、もう1つのブログ
「テル先生のジャズピアノ夢実現法」に

上原ひろみコピー譜のアドリブ・フレーズを

「枯葉」に応用して使う方法を書きました。

よろしかったら読んで下さい。
(リンクで、すぐ行けます)

コピー譜を持っていない人でも、

「誰の作品だろうが関係なく勉強になるんだな」

 ということが伝わると思います。

これは、
カプースチン分析でも同じことが言えます。

カプースチン作品を弾くだけでも大変ですが、

弾けても、弾けなくても、

分析して応用が出来ると、

ジャズピアノや即興演奏が弾けるようになります。

それだけではなく作曲やアレンジも出来ます。

ただ、ほとんどの人は応用方法がわからない。

どこを、どう使うのか?
まったくわからないでしょう。

そんな謎を解くヒントが
今日の投稿記事から感じ取ってくれたら…と思います。
posted by テル先生 at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | テル先生の研究日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月04日

「24のプレ〜」Op.53-17(8)

新年を迎えて昨日(3日)分析を再開しましたが、

今日(4日)は「偽終止」について学びましょう。

カプースチン「24のプレリュード 作品53」
    第17番 変イ長調 アレグレット

KAPUSTIN
 「24 Preludes op.53」(No.17 A♭major )

今回(第8回目)は、
前回書き終わったコード進行の補足説明です。

楽譜カプースチン「24のプレリュード」(作品53)
プリズム版17曲目、88ページを開いて下さい。

この曲のテーマは、本来なら下から2段目、
63小節目にコード「A♭」(トニック)が来て
終わるはずです。

装飾的なコードを省略して
基本のコード進行を書くと〜

|B♭7|E♭7|A♭|A♭|

ところが、ここで偽終止が使われています。

「E♭7」(ドミナント)から
「A♭」(トニック)へ行かずに
「Cm7」(トニック代理)に行ってしまうのです。

|B♭7|E♭7|Cm7|F7|

|B♭7|E♭7|A♭|A♭|

そしてもう1度同じコード進行に戻ります。

この進行はジャズでよく使われる
「偽終止」ですので覚えておきましょう。

普通は
「B♭7」が
「B♭m7」になっている場合が多いです。

|B♭m7|E♭7|Cm7|F7|

|B♭m7|E♭7|A♭|A♭|

「Cm7」が
「Cm7(♭5)」になる場合もよくあります。

|B♭m7|E♭7|Cm7(♭5)|F7|

|B♭m7|E♭7|A♭|A♭|
posted by テル先生 at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月03日

「24のプレ〜」Op.53-17(7)

新年を迎えて、まだ3日目ですが、
  早速、今年の勉強を始めましょう。

去年(09)分析が途中になっていた
  「第17番」からスタートします。

カプースチン「24のプレリュード 作品53」
    第17番 変イ長調 アレグレット

KAPUSTIN
 「24 Preludes op.53」(No.17 A♭major )

今回(第7回目)は、形式「A3」「B3」です。

コード進行をあなたの楽譜に書き込んで下さい。

楽譜は、
カプースチン「24のプレリュード」(作品53)
   プリズム版の17曲目です。

87ページ、1番下の段、3小節目から、
88ページ、最後の小節まで。
この曲の最後まで、ということですね。

<形式>と<コード進行>

   「A3」 49〜56(8)

|A♭|A♭ A♭7|

|D♭7 (G♭7)|D♭7 Ddim7|

|A♭7(Bass E♭) D♭7|G♭7 F7|

|B♭7 F♭7|E♭7|

   「B3」 57〜68(12)

|A♭ D♭7 Ddim7|

|A♭7(Bass E♭) D♭7|

|C7|F7|

|B♭7 C♭7|B♭7 E♭7|

|Cm7 |F7|

|B♭7 C♭7|B♭7 E♭7|

|A♭|A♭|

次回、説明をしますので、
コード進行を書き込んでおいて下さい。
posted by テル先生 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月02日

今年の計画立てたかな?

今年の計画、あなたは考えましたか?

私は、ノートに書き出しました。

思い付いたことを全部書き出して、

優先順位を決め、

出来ること、出来そうなことから実行しようと…。

すべて出来れば理想ですが、いくつかでもいい。

半分以上出来れば合格にしようかな?

早速、元旦から行動を開始しました!
     (ほんの一部だけど…)

あなたも好きなことに挑戦しましょう。
posted by テル先生 at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | テル先生の研究日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月01日

あけましておめでとう!

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

あなたと私の音楽が共に向上するように、

 2010年も「カプースチン分析」を

   一緒に学んでいきましょう。

勉強になることは、まだまだ沢山ありますよ。
posted by テル先生 at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | テル先生の研究日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月31日

09年どうもありがとう!

2009年も、あと少しで終わります。

いつもブログを読んでくれて
      ありがとうございました。

また来年も「カプースチン分析」を続けます。

まだまだいろいろなことが学べますよ。

お楽しみに!
posted by テル先生 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | テル先生の研究日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月30日

来年は何をしようか?

いよいよ今年も残り1日。

あなたは来年どうなっているでしょう?

何か計画を立てていますか?

私も、じっくり考えようと思います。

興味のあることが沢山あり過ぎて、
全部に手を出す訳にはいきません。

対象をいくつかにしぼって…
と、考えているところです。

毎年、同じことを言っていますが、
来年は進歩向上する年にしたいですね。
posted by テル先生 at 23:48| Comment(1) | TrackBack(0) | テル先生の研究日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月29日

「24のプレ〜」Op.53-17(6)

カプースチン「24のプレリュード 作品53」
    第17番 変イ長調 アレグレット

KAPUSTIN
 「24 Preludes op.53」(No.17 A♭major )

今回(第6回目)は、
形式「D」のコード進行を書き込みましょう。

楽譜は、
カプースチン「24のプレリュード」(作品53)
   プリズム版の17曲目です。

87ページ上から3段目、2小節目から
1番下の段、2小節目まで。

<形式>と<コード進行>

   「D」  41〜48(8)

|Am|Am7 A♭7|

|Cm(Bass G) Fm6|

|Am7♭5(Bass E♭) D7|

|D♭M7|D♭(Bass C) B♭m7|

|Bm7 E7|B♭m7 E♭7|

3小節目が難しいですね。
別の解釈もあると思いますが、
現在の私の解釈では、これが1番いいかな?と…。
posted by テル先生 at 14:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月28日

「24のプレ〜」Op.53-17(5)

「カプースチンはマジシャン?」
という話を以前したことがありましたよね。

ごく普通の現象を見せる。
 もう1度、同じ現象を見せる。
  さらに、もう1度…。
「あら不思議現象?」が起きる。

まるでマジシャンのようだ。

実は、
昨日のコード進行にもあったのですが、
気が付きましたか?

1小節に♭7コードが2つあります。
次の小節も♭7コードを2つ入れるとしたら、
  何のコードが相応しいでしょう?

|E7 A7|?7 ?7|

「こんなの簡単じゃん」

|E7 A7|D7 G7|

<正解です!>

では、次の小節は?

「そんなの簡単じゃんか」

|E7 A7|D7 G7|C7 F7|〜

<素晴らしい、正解です>

では、さらに次の小節は?

「そんなのは、もっと簡単じゃんか!」

   と思ったら、あなたの負け。

カプースチンが
ワナを仕掛けて待っているのです。

普通なら、この後どうなるでしょうか?

ここまでは
ドミナント・モーション(完全4度上行)です。

次は、当然…

〜|C7 F7|B♭7 E♭7|

これで「キーC」に転調したコード進行が
「キーA♭」に帰って来ることが出来ますよね。

ところが、
カプースチンは、そんな当たり前のことはしません。

まったく想像もしないことを、さりげなくやる。

|E7 A7|D7 G7|C7 F7|B7 E7|

「B7」は
「F7」の裏コード「C♭7=B7」ではありませんか!

もし、この代理コードを使うなら

〜|C7 B7|B♭7 E♭7|

または、

〜|C7 F7 B7|B♭7 E♭7|

こんな感じで使うのが普通でしょう。

それが、

|E7 A7|D7 G7|C7 F7|B7 E7|

ですからね。

「まさかの展開!」

また、カプースチンにやられてしまいました。

まあ、これがカプースチン作品の楽しみ方?
   の1つでもあるのですけれどね。
posted by テル先生 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月27日

「24のプレ〜」Op.53-17(4) 

カプースチン「24のプレリュード 作品53」
    第17番 変イ長調 アレグレット

KAPUSTIN
 「24 Preludes op.53」(No.17 A♭major )

楽譜は、
カプースチン「24のプレリュード」(作品53)
   プリズム版の17曲目です。

今回(第4回目)は、
形式「C」のコード進行を書き込みましょう。

86ページ最後の小節から
87ページ上から3段目、1小節目まで。

<形式>と<コード進行>

     「C」  33〜40(8)

|Dm7(♭5) Em7 Fm7|A♭7 G7|

|CM7 F7 Em7 E♭dim7|Dm7 Fm6|

|E7 A7|D7 G7|C7 F7|B7 E7|

           ☆

3小節目で「キーC」に転調しています。

|Dm7(♭5)|G7|CM7|

この基本コード進行を複雑化しているのですね。
posted by テル先生 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月26日

「24のプレ〜」Op.53-17(3)

カプースチン「24のプレリュード 作品53」
    第17番 変イ長調 アレグレット

KAPUSTIN
 「24 Preludes op.53」(No.17 A♭major )

楽譜は、
カプースチン「24のプレリュード」(作品53)
   プリズム版の17曲目です。

今回(第3回目)は、
「A2」「B2」のコード進行を書き込みましょう。

85ページ最後の小節から
86ページ1番下の段、2小節目まで。

   <形式>と<コード進行>

   「A2」 17〜24(8)

|A♭|A♭ A♭7|D♭7|Ddim7|

|A♭(Bass E♭) D♭7|G♭7 F7|

|B♭7 F♭7|E♭7|

   「B2」 25〜32(8)

|A♭ D♭7|A♭ D♭7|

|C7 Dm7 D♯dim7 C7(Bass E)|

|F7 C♭7|

|B♭7 C♭7|B♭7 E♭7|

|A♭|A♭|

さらに細かく書ける小節もあります。

上のコード進行を参考にしながら分析して、
 気が付いたコードを書き加えて下さい。
posted by テル先生 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月25日

「24のプレ〜」Op.53-17(2)

カプースチン「24のプレリュード 作品53」
    第17番 変イ長調 アレグレット

KAPUSTIN
 「24 Preludes op.53」(No.17 A♭major )

楽譜は、
カプースチン「24のプレリュード」(作品53)
  プリズム版の17曲目(85ページ)です。

今回(第2回目)からは、
コード進行を書き込んでいきましょう。

<形式>と<コード進行>

  「A1」1〜8(8小節)

|A♭|A♭ A♭7|

|D♭7|D♭7 Ddim7|

|A♭(Bass E♭) E♭7|

|A♭ (G♭7) F7|

|B♭7|E♭7|

  「B1」9〜16(8小節)

|A♭ D♭7 Ddim7|

|A♭7(Bass E♭) D♭7 (G7)|

|C7|F7|

|B♭7|E♭7sus 4 E♭7|

|Cm7 F7|B♭7 E♭7|

細かく書いた小節、
逆に書かなかった小節があります。

楽譜と照らし合わせて書き込みましょう。

ここまでを参考にして
  この後「A2」「B2」〜を
     自分で分析して下さい。
posted by テル先生 at 18:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月24日

「24のプレ〜」Op.53-17(1)

カプースチン「24のプレリュード 作品53」
    第17番 変イ長調 アレグレット

KAPUSTIN
 「24 Preludes op.53」(No.17 A♭major )

最近ずっと「マンテカ」分析を続けていましたが
   今日(クリスマス?)は気分を変えて
久し振りに「24のプレリュード」を分析しましょう。

楽譜は、
カプースチン「24のプレリュード」(作品53)
  プリズム版の17曲目(85ページ)です。

今後は「マンテカ」と他の曲を
   並行して分析していく予定です。

        ☆

<形式>

「A1」 1〜8 (8)
「B1」 9〜16(8)

「A2」 17〜24(8)
「B2」 25〜32(8)

「C」  33〜40(8)
「D」  41〜48(8)

「A3」 49〜56(8)
「B3」 57〜68(12)

<形式>を楽譜に書き込んだら、
    コード進行の分析をしましょう。
posted by テル先生 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月23日

今日は分析の日だった

今日は、
上原ひろみのコピー譜と
カプースチンを分析していた。

ひろみコピー譜は、
今までにないコードの積み重ね方、
アドリブ・コーラスの自由な展開、
ソロ・ピアノ技法など学ぶべきところが沢山ある。

カプースチンは
「マンテカ」を連日投稿中なので、
細かい部分まで徹底的に分析を確認している。

ブログに書くためにやっているので、
今後も少しずつ投稿していくつもりだ。

ところで今年も残り少なくなってきましたね。

年末でもマイペースで勉強を続けましょう。
posted by テル先生 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | テル先生の研究日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月22日

「マンテカ」徹底分析(18)

謎の「C♭7」について連続3回(第15〜17回)
書いてきましたが、今回で「C♭7」の話をまとめ、
次回から先に進む予定です。

初めて読む方は、15回目から順に読んで下さい。

            ☆

なぜ「F7」の代理コードで「C♭7」が使えるのか?

以前、書きましたが復習しましょう。

ドミナント♭7コードの機能を決定する三全音
「3、♭7」が共通だからでしたね。

「F7」
1、3、5、♭7=ファ、ラ、ド、♭ミ

「C♭7」
1、3、5、♭7=♭ド、♭ミ、♭ソ、♭♭シ(ラ)

「F7」の「ラ、♭ミ=3、♭7」と
「C♭7」の「♭ミ、ラ(♭♭シ)=3、♭7」が同じです。

          ☆

さらに、もっと面白い(不思議、興味深い)のは、
2つのコードを両方とも(♭5)にすると、コード・トーン
の4音が、まったく同じ構成音になります。

「F7(♭5)」=<ファ、ラ、♭ド、♭ミ>

「C♭7(♭5)」=<♭ド、♭ミ、♭♭ソ、♭♭シ>
ダブル・フラットを実音で書くと
<♭ド、♭ミ、ファ、ラ>

<ファ、ラ、♭ド、♭ミ>と<♭ド、♭ミ、ファ、ラ>です。

まったく同じコードですよね。
それぞれのコードの第2転回型が代理コードになります。
posted by テル先生 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 「マンテカ」op.129 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月21日

「マンテカ」徹底分析(17)

前回まで学んでいた「C♭7」ですが、

17ページ、115ページを見て下さい。

第1ピアノ、左手、3拍目裏。

ここでは「♭♭シ」で書いていますね。

2小節後、117小節にもあります。

ところが、このページ最後の小節(123)は
「ラ=A音」で書いていますね。

同じ「C♭7」なのですが…?

さらに次のページ、さらにその次のページにも…。

115小節と123小節のコード「C♭7」を
よく見て比べて下さい。

鍵盤上では同じことなのですが書き方が違う。

統一した方がわかりやすいと思いますが、
何か深い意味があるのでしょうか?

現在の私にはわかりません。
posted by テル先生 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 「マンテカ」op.129 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月20日

「マンテカ」徹底分析(16)

今回は、宿題の<解答>ですので、
問題をやってない人は先に読まないで下さい。

とても簡単で、よく考えると難しい問題でしたね。

「マンテカ」 7ページ、カプースチン番号「2」。
「ヴァンプ 2」 17〜18小節を見て下さい。

<問題>
「第1ピアノ」 17小節目、
3拍目裏、4拍目裏、このコードは何でしょう。

コード・ネームは…?

<解答>
前後は「B♭7」(トニック)ですから
すぐ頭に浮かぶのは「F7」(ドミナント)ですよね。

その証拠に「ラ、♭ミ」=「3,♭7」があります。

「何だ、簡単な問題だね」と思ってはいけません。

実は、ここからが問題なのです。

「F7」と決定するには、
ベースに「F音」がないといけません。

ところが、ここには「ルート」(根音)がない。

「B♭7」が続いている中で一瞬弾くコードですので
ベースは「B♭音」のペダルなんですよね。

そうすると、問題のコードのコード・ネームは?

ひょっとすると、代理コードの「C♭7」かもしれない?

つまり「裏コード」の可能性も…?

どちらにしても「ルート」はないのですからね。

微妙な問題になってくるのです。

しかし、ジャズ理論に詳しいあなたは、
    次のように言うかもしれません。

「もし、C♭7 なら、
コード・トーンは、<♭ド、♭ミ、♭ソ、♭♭シ>で
<3、♭7>は<♭ミ、♭♭シ>なので…」

あなたは、さらに続けて結論を言うでしょう。

「ここは<♭♭シ>ではなく、<ラ>ですから、
やはり<F7>でいいのではありませんか」と…。

そうです、そうです、あなたは素晴らしい!

ルートがないコードを判定する場合、コード進行の
前後関係や、たった1音をヒントに考えるのです。

ですから上記の意見は正しいのです。

と言うことは、正解は「F7」…?

普通なら、そうですね。ここで話は終わります。

ところが、トトロが、あ!打ち間違えた!

ところが、ところが、この話、ドン伝返しがあります。

その答とは…?

「カプースチンは、優しい人だった」

     ということです。

「何のこっちゃ〜!意味わからん?」

    〜 〜 ☆ 〜 〜

わかるように説明しましょう。

<♭♭シ>が理論的に正しくても、
ほとんどの人には、分かりにくいですよね。

そこで、優しいカプースチンは、
実音「ラ」で書いてくれたのです。

その証拠を見せましょう。

8ページ、27小節目を見て下さい。

第2ピアノ、右手2拍目に「♭ド」がありますから、
第1ピアノ、1拍目裏にあるコードは「C♭7」です。

コードの1番下は「ラ」で書いてありますよね。

29,31,33小節も調べましょう。

という訳で、今回の問題の正解は

「C♭7」でいいのでは…?

正確に書くなら

「C♭7 (Bass B♭) 」ですね。

しかし、ルートがないので
「100%正しい」とは言えませんけれど。

この曲では「C♭7」が多く出て来るので、
「多分そうでしょう」と思うのです。

ただ、「F7」と「C♭7」、どちらにしても、
「ドミナント」が使われているのは間違いない。

          ☆

大変長くなりましたが、これで話は終わりです。

と言いたいところですが…。

実は、まだ続きます。
posted by テル先生 at 13:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 「マンテカ」op.129 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月18日

「マンテカ」徹底分析(15)

今回は、あなたに、また質問しよう。

とっても簡単そうで、
でも、よく考えると難しい。

そんな問題だ。

前回の問題は「B♭7 sus 4 」が答だった。

今回は、
次の小節「B♭7」になったところから…。

7ページ、カプースチン番号「2」。
「ヴァンプ 2」17〜18小節についての質問。

「第1ピアノ」17小節目、

3拍目裏、4拍目裏、このコードは何でしょう。

コード・ネームは…?

これが問題です。

中級者、上級者は、こう言うかもしれない。

「こんな簡単な問題が、なぜ上級なの?」と…。

確かに、そうだよね。

前後は「B♭7」で、その間に入るコードだから、

これを見ればすぐにわかると思う。

でも、ここはルートがない。

「B♭音」のペダルだ。

そうすると、問題のコードのコード・ネームは?

つまり、表か、裏コードで書くか?

微妙な問題になってくるよね。

ヒントは、この小節だけ見ていてもダメなんだ。

この曲、全体を調べること。

カプースチンが問題のコードをどう書いているか?

          ☆

これでわかったでしょう。

簡単そうに見える問題が中級以上ということが…。
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2009年12月17日

「マンテカ」徹底分析(14)

今回は、宿題の解答編ですので、
前回を読んでいない人は先に読まないで下さい。

まず、前回の問題を自分で考えてから読むと
    勉強になりますし、身に付きますよ。

7ページ、カプースチン番号「2」。
「ヴァンプ 2」14〜16小節についての質問。

すべて「第1ピアノ」に対しての質問です。

では、ここから「解答編」になります。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<14小節目>
右手、1拍目裏のコードは、
下から「♭ラ、ミ、♭シ」ですが、
コード・ネームは「B♭7」ですので、
構成音は「♭7、♯11、1」ですね。

左手、3拍目裏のコード。
コード・ネームは、「B♭7 sus 4 」ですね。

または、「Fm7(Bass B♭)」でもいい。

この押さえ方、本来なら4声で、

「♭ラ、ド、♭ミ、ソ」=Fm7(♭3,5,♭7,9)

ですが、ベースが「B♭」なので、

「Fm7(Bass B♭)」になります。

「♭ラ、ド、♭ミ、ソ」は、
 「A♭M7」じゃないの?と思う人は
   「A♭M7(Bass B♭)」でもいいですよ。

さて、楽譜を見ると4声ではなく3声です。

なぜ、このように弾いたのでしょう?

メロディーの「♭ミ」があるので
ダブらないように省略したのです。

クラシックでは、よくやる方法です。

<15小節目>
左手、2拍目コード。
コード・ネームは、上と同じで「B♭7 sus 4」
  または
「Fm7(Bass B♭)」です。

なぜ、この押さえ方にしたのでしょう?

「♭ラ、ド、♭ミ、ソ」では1番上の音(ソ)が
メロディー音「ファ」よりも高くなってしまいます。

そこで転回型にしたのです。

ちなみに、この押さえ方、
「朝日の如くさわやかに」(キーCm)のサビ
5〜6小節目 |Fm7|D7|で使えます。

ここは、この押さえ方の方が
次の「D7」(3,♭7,♯9)に行きやすいのです。

4拍目裏は何?

ここは、すぐ前に「♭ミ」があるので省略した。
その方がメロディー「ソ」がはっきり聞こえます。

<16小節目>
左手の2つのコード。
コード・ネームは、同じで「B♭7 sus 4 」です。

押さえ方を少し変えているのは、
メロディーに来ている音を省略したのです。
   (14小節目と同じ理由ですね)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここまで理解出来たでしょうか?

コード・ネームは、
14小節目、最初の「B♭7」以外は
すべて同じで「B♭7 sus 4」になります。

人によっては「Fm7(Bass B♭)」と書きます。

では、最後の問題の解答。

<14〜16小節のフレーズは?>

14小節目、2拍目裏から始まり、
16小節目、最後の音までのフレーズは、

「何のコードのフレーズでしょう?」

答は「Fm7」ですね。

そのままジャズのアドリブで使えますよ。

この答(Fm7)が
コード・ネームのヒントになっていたのですね。

「Fm7(Bass B♭)」

つまり「ベースB♭」の上で
左手は「Fm7」のジャズ・コード、
右手も「Fm7」のフレーズを弾いているのです。
posted by テル先生 at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 「マンテカ」op.129 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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