2008年12月17日

「ブラジルの水彩画」誤植

カプースチン「ブラジルの水彩画」誤植。

今の時点でわかっているのは「3ヵ所」。

1.<85小節目>

左手3拍目「シ」「レ」の付点4分音符、

「シ」は当然「♭シ」ですので「♭」を付ける。

数日前に指摘しておきましたが、この小節は

理論的にも「Gm」に帰って来ないと変です。

「プリズム版」「全音版」両方共。

2.<73小節目>

左手3拍目のコード「♯ファ、ド、ミ」ですが、

  4分音符すべてに付点を付ける。

この小節のすぐ上、69小節目を見て下さい。

あるいは、「71」または「75」も同じですよね。

「プリズム版」「全音版」両方共。

3.<29小節目>

この小節は<ヴァース分析>の時に書きましたが、

「プリズム版」と「全音版」とは違います。

まず「全音版」は、

右手「♭ミ」の「♭」が「ナチュラル」に変更。

さらに、その「ミ」を上の「♭シ」と同じ譜割に。

つまり、2分音符と付点4分音符にして、

タイでつなぐ。

「プリズム版」は、このタイでつなぐだけです。

「全音版」は、さらに4拍目裏の「ラ」の下に

「♭ミ」を書いて、タイで次の小節につなげる。

 よくわからなかったら「プリズム版」を参照。
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2008年12月15日

「ブラジルの水彩画」(3)

「ブラジルの水彩画」分析の第3回目は、

♪ヴァース(Verse) 17〜50(34)です。

テキストは

「カプースチン ピアノアルバム 2」(プリズム版)

 を使用します。(全音版よりも改訂されています)

♪ヴァース(Verse)17〜50(34)

[Ver.A1] 17〜30(14)

[Ver.B1] 31〜50(20)

        ☆

[Ver.A1] 17〜30(14)

|F6|〜|〜|〜|

|Fm6|〜|〜|B♭7|

|F6|〜|〜|〜|

|D7(4)|D7(4) D7|

*「F6」=「FM7」どちらで書いてもいい。
  同じく「Fm6」=「Fm(M7)」も…。

<28>
細かく分析すると

1〜2拍目 「FM7」

3拍目 「C(Bass E)」

4拍目 「A7(Bass E♭)」

<29>
この小節のコード「D7」が「全音版」とは違い
「プリズム版」で変更された重要な押さえ方。

「全音版」では上から2番目の音が「E♭」だが、
「プリズム版」では「E音」に変更された。

たった半音の違いだが、これが画期的なことで、

   従来のジャズ理論書にはない音の使い方。

このコードたった1つを教わっただけでも
   「この曲集を買った価値が充分にある」
           と言えるほどスゴイ押さえ方!

「何がスゴイのか?」

「何が画期的なのか?」

話が長くなるので後日、改めて説明する予定。

なお、誤植あり。「E音=ミ」に「タイ」を付ける。
                  (プリズム版)

<30>
「Ossia」あり。

「Ossia」というのはイタリア語で
    「または、あるいは」という意味らしい。

つまり「この小節は、このように弾いてもいい」
という別の指示(音)がページ下に書いてある。
                 (プリズム版のみ)

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

[Ver.B1] 31〜50(20)

<31〜38>(8)

|Gm7|C7|Gm7|C7(4)|

|Gm7|C7|Gm7|C7|

<36>

3拍目の裏拍から「Gm7」になっている。

<39〜50>(12)

|FM7|〜|C7(Bass F)|〜|

|FM7|〜|C7(Bass F)|〜|

|E♭6 E6 F6|

|E♭M7 EM7 FM7 A♭7(4)|

|D♭M7 C♭M7 C7|C7|
posted by テル先生 at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 「ブラジルの水彩画」op.118 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月14日

「ブラジルの水彩画」(2)

「ブラジルの水彩画」分析の第2回目は、

前奏(INTRO) <1〜16>から始めます。

テキストは

「カプースチン ピアノアルバム 2」

(プリズム版)を使用します。

(全音版よりも改訂されていますので…)

♪前奏(Intro) 1〜16(8+8)

<1〜8>

|CM7|〜|G|〜|

|Em7(♭5)|〜|A7|〜|

<5>
左手コード「ラ、♭シ、レ、ミ」は
「Em7(♭5)」の「11,♭5,7,1」で、
ジャズ・ピアニストがよく使う押さえ方。

<9〜16>

|A♭M7|〜|D♭7(4)|G7|

|G♭M7|〜|〜|C7 G♭7|

<13>
最初のコード(1拍半)と4拍目のコードは

「F7(Bass G♭)」のようなコードで

「G♭dim」(トニック・ディミニッシュ)の効果。

2つ目のコード(♭シ、♭ミ、♭ラ)は、
         「G♭」の「3,6,9」ですね。
posted by テル先生 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 「ブラジルの水彩画」op.118 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月12日

耳自慢コンテスト開催!

今日の勉強は、聴音の課題です。

耳に自信のある方、絶対音を持っている方、

ある小節を聴いて、判断してほしいのです。

曲は、昨日から分析を開始した

カプースチンの「ブラジルの水彩画」で、

CDは「カプースチン・リターンズ!」の1曲目。

まず楽譜を見て下さい。

「カプースチン ピアノアルバム 2」(プリズム版)

         または

「カプースチン ピアノ作品集 2」(全音版)

「ブラジルの水彩画」の85小節目。

前回の形式だと、ちょうど[C1]の1小節目です。

この85小節目、左手の3拍目に付点4分音符、

「シ」と「レ」を同時に弾いているところですが、

この「シ」は「♭」が付かないとおかしいのです。

つまり「♭シ」と「レ」でコード「Gm」になるはず。

なぜなら、その前の4小節(81〜84小節目)は

「Gm」が続いて「5−♯5(♭6)−6−♭6」で

85小節目は「Gm」に帰って来るはずなのです。

ですから、これは「ミスプリ?」だと思いますよ。

もう1つの理由は、

2コーラス目の同じ小節、

161小節目は完全に「Gm7」でしょう。

ですから、CDを聴いて判断してほしいのです。

まず、85小節目を何回かピアノで弾いて、

左手「♭シ」と、「シ」で弾いた時の違いを覚えて、

CDを聴き、「シ」のナチュラルが聴こえるのか?

右手の「♭シ」に誤魔化されないように、

左手を注意して聴いて下さい。

ほんの一瞬ですからね。

では、あなたの報告をお待ちしています。

           ☆

<追伸>

179〜180小節目に似たようなコードがありますが、

ここは形式的に別のところですし、前後のコードも違い、

「G7」でも問題ありません。
posted by テル先生 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 「ブラジルの水彩画」op.118 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月11日

「ブラジルの水彩画」分析(1)

「ブラジルの水彩画」(op.118)分析です。

テキストは、

カプースチン「ピアノアルバム 2」(プリズム版)

      を使用しますので手に入れて下さい。

すでに「全音版」を持っている人も

   「プリズム版」が必要になってしまいました。

なぜかと言いますと、カプースチン自身により

     音を変更したところが9ヵ所もあるのです。

             ☆

では、始めましょう。

<曲全体の構成>を書き込んでから分析すると

       とても理解しやすくなりますよ。

<全体の構成>

♪前奏(Intro) 1〜16(8+8)

<1コーラス目>

♪ヴァース(Verse) 17〜50(34)

[Ver.A1] 17〜30(14)

[Ver.B1] 31〜50(20)

♪コーラス(Chorus)

[A1] 51〜68(18)

[B1] 69〜84(16=12+4)

[C1] 85〜108(24)

[間奏] 109〜116(8)

<2コーラス目>

[Ver.A2] 117〜130(14)

[Ver.B2] 131〜144(14)

[B2] 145〜160(16=12+4)

[C2] 161〜182(22)

[Coda] 183〜188(または190)

プリズム版では、190小節まである。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以上の構成を楽譜に書き込んで下さい。

何となく全体像が見えて来たでしょう?

解説は次回からしますので、

 まずは自分で分析しておいて下さい。



posted by テル先生 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 「ブラジルの水彩画」op.118 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする