2013年01月09日

カプースチン分析研究を再開!

先月(2012.12)に再発売された
CD「カプースチン・リターンズ!」を
記念して分析研究を明日から再開します。

「カプースチン・リターンズ!」
に収録されている曲で、楽譜が出ている
7曲を分析していきます。

楽譜は「ピアノアルバム1〜3巻」です。

「ピアノアルバム 1」
☆ジンジャーブレッド・マン 作品111
☆ジ・エンド・オブ・ザ・レインボー 作品112
☆「ブルー・ボッサ」ケニー・ドーハムの
 メロディによるパラフレーズ 作品123

「ピアノアルバム 2」
☆ファンタジア 作品115
☆スパイス・アイランド 作品117
☆アリー・バロッソの「ブラジルの水彩画」
    によるパラフレーズ 作品118

「ピアノアルバム 3」
☆ユーモレスク 作品75

以上の7曲を分析します。

以前すでに書いた「ブルー・ボッサ」、
「ブラジルの水彩画」などは、
さらに細かいことまで書く予定です。

お楽しみに!

では、明日。
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2009年11月02日

ジャズコードを学ぼう

ジャズ・コードの具体的な押さえ方を学ぶには

カプースチンの楽譜を見るとお手本が書いてある。

買って来たままの楽譜にはコードネームがないけれど、

このブログでコードを書いているので、それを書き写す。

そしてコードネームと実際の押さえ方をじっくり検討する。

例えば
「G7」と書いてあるところで

「ファ、ラ、シ、ミ」とあれば

「そうなのか、♭7,9,3,13なんだな」と理解する。

こうやって、どんどん学んでいこう。

学ぶことが沢山発見出来て、当分退屈しないはずだ。

カッコいいジャズ・コードが弾けるようになると

視野も広がって、人生が楽しくなるぞ!
posted by テル先生 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | カプースチン技法の分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月06日

全音上の長三和音を…

カプースチンがお酒の次に好きなものは、

「全音上の長三和音」じゃないかと思う。

カプースチン作品を分析していると

必ず出て来るんだよ、全音上の長三和音が…。

どういうことかと言うとね、

左手「G7」の時に、
  右手で「A」の長三和音を弾くんだ。

左手は普通の「G7」ではなくて
  当然ジャズコードだけれど

右手の「A」は単純な長三和音だ。

その方が効果的なんだね。

実例を示そうと思ったけれど、
 今日はもう時間がないからやめておく。

とにかくいろいろな曲で使っているから
   自分で探してみてくれる。

おもしろいよ。

あ、そうだ。

付け加えるとね、使っているのは、
 必ずしもコードだけでなく、
  フレーズの中にも出て来るよ。

沢山の作品を分析していると、
 その作曲家の好みがわかってくるんだ。

少しずつブログに書いていくからね。

お楽しみに。
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2009年10月04日

ジャズコードの具体例

ジャズピアノではコードネーム「C」の時に
 「ド、ミ、ソ」とは弾かない。

コードトーンだけを弾くことはなく、
 テンションを組み合わせたコードを使う。

コードトーンとテンションをどのように使うのか
 可能性はいろいろある。

それを知りたかったら
 カプースチンの楽譜を見るとわかる。

私がコード進行を書き出しているので、
 それを参考にして、あなたは楽譜に書き込む。

 そして、実際にどう弾いているのかを調べる。

例えば「G7」の時、
   「ソ、シ、レ、ファ」とは弾かずに、

  よく出て来るのは

「ファ、ラ、シ、ミ」(♭7、9、3、13)

  と弾いている。

それがわかったら、
  12のキーに移調して練習する。

普段から
何でも12キーで練習することを習慣にする。

ここで注意することは、
 この押さえ方がいつでも、
  どこでも使える訳ではない。

まだまだ別の「G7」押さえ方があって、
その時によって使い分ける。

今は、それを自覚していればいい。

とにかく
 最初は一つずつのコードを確実に覚えていく。

何事も地道な努力が必要なんだね。

カプースチン分析をどんどん続けて学んでみよう。

勉強になることが沢山あるはずだ。
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2009年09月26日

ドミナント代理の実例

最近「ドミナント・コードの代理」を学びましたね。

カプースチンは、どのように使っているのでしょう?

分析してみましょう。

カプースチン
「8つの演奏会用エチュード」作品40

  第7番 <間奏曲> Op.40-No 7
   (プリズム版 72〜80ページ)

「キーD♭」

「A2」 13〜(14小節)

13〜
| F7 C♭7 B♭7 F♭7 | ( E♭m7 A♭7 Adim )|〜

最初の小節(13)ですが、
どうなっているのか、分析出来ますか?

Um7(E♭m7)に行くための「B♭7」があり、

さらに、その前に「B♭7」に行くための「F7」

 がありますので、大元のコード進行は

 |F7 B♭7 |E♭m7 〜 |

  完全4度(上)進行ですね。

この2つのドミナント・コードに代理を使います。

日本では、ドミナントの代理コードに限り
           「裏コード」と呼んでいます。

そこで、
 このブログでは本来のコードを「表」と呼ぶと

|F7 C♭7 B♭7 F♭7 |〜

   「表、裏、表、裏」となっていますよね。

あくまでも一例ですが、
     このような使い方もあるのですね。

まだまだ、いろいろな使い方があります。

今後、カプースチンを分析して学んでいきましょう。
posted by テル先生 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | カプースチン技法の分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月04日

コード進行のマジック!

「カプースチン・マジック」の続きを話そう。

昨日(前回)の話には、まだ続きがあるのだ。

前回の話を読んでいない人は、
この記事のすぐ下にある記事から読むといい。

気楽なジャズ理論エッセイとして
 今回も楽しんでくれたらいいと思っている。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さて、今回も「フィナーレ」(Op.40-No 8)から学ぶ。

提示部(キーE♭) [B2] 55〜62

  | Fm7 | Gm7 | A♭M7 | Am7 D7 |

  | Gm7 | C7 | Fm7 | B♭7 |

上に書いた前半4小節は、すでに前回学んだね。

今回は、後半の4小節を学ぼう。

| Gm7 | C7 | Fm7 | B♭7 | 次は→E♭(トニック)

トニック(E♭)に向かって完全4度(上行)の進行。

ジャズでは典型的な、ごく当たり前の進行だよね。

私の生徒なども普段から12キーで練習している。

私が「カプースチンの曲は覚えやすい」と言う意味は
ジャズ理論でバッチリとつながっているからなんだ。
(ピアノのテクニック的なことは別にしての話だよ)

ジャズの曲を何百曲でも覚えられるのは、
       理論的に理解して覚えるからなんだ。

この例の場合、「Gm7」を弾けば、後のコードは
  見なくても勝手に手が弾いてしまうんだよ。

キーは何でも同じように弾ける。

例えば、カプースチンの「フィナーレ」、
再現部では「キーF」に転調して出て来るんだけれど、

| Am7 | D7 | Gm7 | C7 |→F(トニック)

こうなるはずだよね?

さて、ここから本題に入るよ。

「カプースチン・マジック」だ。

| Am7 | D7 | Gm7 |  ?  |→F(トニック)

カプースチンは3小節目まで聞かせておいて

「さあ、次のコードは何かな?」

と問い掛けてくるんだ。

  | Am7 | D7 | Gm7 |  ?  |

当然、ジャズ理論の初心者は、

「♪バカにしない〜でよ〜。C7でしょう」と歌う。

ところが、ところが、カプちゃんは、
いつものようにさりげなく別のコードを弾くんだ。

「さあ、何を弾くだろう?」

考えてほしい。

次のコードは、「F」(トニック)に行っている。

つまり  | Gm7 | ? | F | となっている。

すぐに思い付くのは
 「C7」の代理コード「G♭7」だけれど、
   今回は違う。別の可能性を考えてくれ。

「さあ、何だろう???」

ここで、しばらく考えようぜ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

カプースチンはね、
  他の曲でも後半は同じことをやらないんだ。

必ず「一ひねり、二ひねり」いや、もっとかな?

それが、スッゴク面白くて、勉強になるんだね。

さあ、ここで、答えを教えよう。

カプースチンは、次のように弾いているんだ。

  | Am7 | D7 | Gm7 | G♭M7 |

「フィナーレ」(145〜148)

何と、「G♭M7」だ!

「C7」の代理コード「G♭7」ではないからね。

よく見てよ。「G♭M7」だ。

つまり、ドミナントではなく、
  サブドミナント・マイナー系のコードになる。

ドミナントでも説明出来ないことはないけれど、
ちょっと複雑になる。

C7(sus4) (♭9) 系の代理と言えばわかるかな?

何?余計にわからなくなったって…!

いいよ、いいよ、今は、それでいい。

わかってほしいのは、カプースチンは「一ひねり」
   「二ひねり」するということなんだ。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回、あなたに伝えたいこと。

それは、カプースチンの曲でも、ジャズの曲でも、

       曲の覚え方のコツだ。

☆典型的なコード進行は、
        普段から12キーで練習しておく。

☆あとは今回学んだように、その曲の特徴的な部分、
   「一ひねり」の部分だけをポイントで覚えていく。

ジャズ理論を学べば、
  ピアノの練習時間がかなり短縮出来ると思う。

特に、スタンダード曲と、カプースチンの作品はね!
posted by テル先生 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | カプースチン技法の分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月03日

カプースチンは奇術師!

「カプースチン・マジック」と言う学説がある。

この学説を誰も知らないのは当たり前で、
今ここでテル先生が発表するからである。

世界初の大変貴重な、重大な発見であり、
地球人類の魂の進歩向上に貢献する説
である。(かもしれないのであるが…?)

「あ、ちょっと大げさだったかな?」

カプースチン分析研究結果発表小論文、
  または、気楽なジャズ理論エッセイ
           として読んでみてね。

          ☆

私は中学3年生の時、音楽家になる決意をした。

しかし、その1〜2年前、中学1年生の時は、
何と!本気で奇術師になるつもりだったのである。

奇術師の基本動作と言うべきことがある。

最初に当たり前の動作(現象)を見せる。

そして次に同じ動作をすると、あら不思議!

となるのだ。

これと同じことを、カプースチンはよくやる。

具体的に説明しよう。

例えば、キーE♭

| Fm7 | Gm7 | A♭M7 | B♭7 |

ジャズでよく使うコード進行だよね。
    (ダイアトニック・コード進行)

この進行をまず見せる。(聞かせておく)

そして4小節後に、もう1度〜

| Fm7 | Gm7 | A♭M7 |  ?  |

このように聞かせてから

「さて次のコードは?」と〜。

当然、あなたは自信をもって答える。

「バカにしないでよ。B♭7に決まってるじゃない」

そうすると「残念でした」と言うように、
カプちゃんは、さりげなく予想しない行動をする。

「フィナーレ」(Op.40-No 8)47小節目を見よう。

<47〜50>

| Fm7 | Gm7 | A♭M7 | B♭7 |

まず当たり前の基本動作だ。
この後(次の小節)は、当然「E♭」(トニック)へ。

当然の現象、結果を見せておく。(聞かせる)

ここから、いよいよ「カプースチン・マジック」だぞ。

4小節後、<55〜58>を見てくれ。

| Fm7 | Gm7 | A♭M7 | Am7 D7 |

何と!今度は「Am7 D7」ではないか。

そして次の小節、先程は「E♭(トニック)」だったが
今度は、トニックの代理コード「Gm7」になっている。

| Fm7 | Gm7 | A♭M7 | Am7 D7 |

| Gm7 | C7 | Fm7 | B♭7 |

メチャクチャではなく、ちゃんと必然性があるんだね。

           ☆

もう少し学びたい人は、再現部でも同じだ。

同じ曲の中で、今度は
 「キーF」になっているのもマジック!

<133〜136>

| Gm7 | Am7 | B♭M7 | C7 | 〜(当たり前現象)

<141〜144>

| Gm7 | Am7 | B♭M7 | E7 |〜(あら不思議現象!)
posted by テル先生 at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | カプースチン技法の分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月22日

カプースチン分析が音楽誌に!

「ショパン」誌 10月号
(08.9.18発売の音楽誌)に、
「カプースチン分析」が載っています。



全国書店、楽器店の音楽雑誌コーナーにあります。

たった2ページですが、参考になると思います。

 <Enjoy! カプースチン> #3
 「カプースチンをジャズ理論で分析」
  坂元 輝(106〜107ページ)

カプースチン作品を
音楽誌でジャズ理論的に分析したものは
これが世界初だと思います。(多分?)

月刊誌ですから、もうすぐなくなりますよ。

カプースチン・ファンは、急いで手に入れて下さい。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<テル先生の研究所・作業日誌>

08.9.23 「ブルーボッサ」op.123 引越完了

08.9.24 「ショパン」誌(10月号)紹介

08.9.25 「トッカティーナ」op.36 引越完了

08.9.26 「24の前奏曲」op.53 第23番(徹底解説)引越完了
posted by テル先生 at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | カプースチン技法の分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする