2009年10月07日

「24のプレ〜」Op.53-19(1)

カプースチン
「24のプレリュード 作品53」
  第19番 (プリズム版 93ページ)

今回は、第19番を学ぼう。

キーは「E♭」ですよ。

「A1」

|| E♭ F/E♭ | E7/E♭ E♭7 E♭7/G |

| A♭7 | (G♭dim) F7 |

| E♭ D♭7 C7 | F7 B♭7 A♭7 |

| G7 C7 | F7 B♭7 ||

<1小節目>
「F/E♭」は
  「E♭」に全音上の「F」が乗っている。

<2小節目>
「E7/E♭」の「E7」は「B♭7」の代理コードで
  正しく書くと「F♭7」ですが、
    わかりやすく「E7」で書いておきました。

<3小節目>
「A♭7」は、サブドミナント。

<4小節目>
小節全体は「F7」ですが、
ベースが「♭9」から入って来る進行を、
カプースチンはよくやります。

「F7」の「3、5、♭7、♭9」である
「Adim」=「ラ、ド、♭ミ、♭ソ」の第3転回型が
「G♭dim」。
つまり「F7(Bass G♭)」ということです。

<5小節目>
1拍目「E♭」のところを細かく書くと、
|C♭7 E♭/B♭〜|ですね。

「D♭7」は「G7」の代理コード。

<6小節目>
「A♭7」は「D7」の代理コード。

この部分(4拍目)は、いろいろに書けますよ。

「B♭7/A♭」または「Dm7(♭5)」または
「Dm7(♭5)/A♭」と分析した人も正解です。

<7〜8小節目>
ドミナント・モーション。完全4度(上へ)進行。

8小節目の3拍目を細かく書くと
「A♭/B♭」または「B♭7sus4」で
4拍目が「B♭7」です。

ブログの分析では細かい部分を書き出すと
複雑になるので省略しています。

私の書いたコード進行を参考に、
読者各自がさらに分析し、書き加えて下さい。


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2009年09月23日

「24のプレ〜」Op.53-22(1)

過去記事の再投稿ですが、
    数ヵ所を修正しました。

以前読んだ人も復習しましょう。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2007年04月30日

カプースチン KAPUSTIN

「24のプレリュード」作品53
     第22番
(プリズム版 100〜105ページ)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<全体の構成>

<テーマ>
「A1」 1〜8(8)
「A2」 9〜16(8)

「B1」 17〜28(12)=A ブルース

<展開部>
「C1」 29〜36(8)
「C2」 37〜44(8)

<第1変奏>
「A1」 45〜52(8)
「A2」 53〜60(8)

<第2変奏>
「A1」 61〜68(8)
「A2」 69〜76(8)

「B2」 77〜88(12)=D ブルース

<テーマ>
「A1」 89〜96(8)
「A2」 97〜104(8)

Coda 105〜109(5)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<コード進行>

<テーマ>
   「A1」 1〜8(8)

|| C7(4) C7 | D7(4) | Gm | Gm |

| C7(4) C7 | F7 | B♭ F7 | B♭7 ||

   「A2」 9〜16(8)

|| C7(4) C7 | D7(4) | Gm | Gm |

| C7(4) C7 | F7 | B♭ F7 | B♭7 ||

  「B1」 17〜28(12)=A ブルース

|| A7 | A7 | A7 | A7 |

| D7 | D7 | A7 | A7 |

| E7 | D7 | A7 | A7 ||

<展開部>

   「C1」 29〜36(8)

|| Am7 | D7(4) A♭7 | Gm7 | C7(4) C7 |

| *FM7 | A♭m7 | Am7 | Am7 ||

*「FmM7」?

   「C2」 37〜44(8)

|| C/D | Cm/D | C/D | D7 |

| Gm7 | *Gm7 | Em7 | E♭M7 ||

*「Fm7」?

<第1変奏>

   「A1」 45〜52(8)

|| D7 | D7 | Gm | D♭7 |

| Cm7 | C♭7 | B♭ | E♭7 ||

   「A2」 53〜60(8)

|| D7 | D7 | Gm | D♭7 |

| Cm7 | C♭M7 | B♭ | B♭ ||

<第2変奏>

   「A1」 61〜68(8)

|| *C7 | D7 | Gm | Gm |

| Cm7 | F7 | B♭ | B♭ ||

*「Cm7(♭5)」? 「A♭7/C」?

   「A2」 69〜76(8)

|| C7 | D7(♭5) | Gm | Gm |

| Cm7 | F7 | B♭ | E♭7 ||

  「B2」 77〜88(12)= D ブルース

|| D7 | D7 | D7 | D7 |

| G7 | G7 | D7 | D7 |

| A7 | G7 | D7 | G7? ||

   <テーマ>再現

   「A1」 89〜96(8)

|| C7(4) C7 | D7(4) D7 | Gm | Gm |

| C7(4) C7 | F7 | B♭ F7 | B♭7 ||

   「A2」 97〜104(8)

|| C7(4) C7 | D7(4) | Gm | Gm |

| C7(4) C7 | F7 | B♭ F7 | B♭7 / E♭7 D7 ||

   Coda 105〜109(5)

|| Gm7 〜5〜  || ( 5小節 )

         ☆

コード進行の細かい部分は省略しています。
(8分音符などで装飾的に使われているコードなど)

まず自分で分析してみて下さい。

解説の時に説明します。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここまでが過去記事です。

「C7(4)」は、「C7 sus 4」のことですが、
「B♭/C」または「Gm7/C」と書いてもいいですよ。

自分がわかりやすいコードネームを使用して下さい。

その他、
はっきりとしない(わからない?)小節があるのですが
長くなるので別の機会に書きます。

ここに書き出したものはあくまでも仮のコード進行で、
  別の可能性があり、今後の研究課題になります。
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2009年09月22日

「24のプレ〜」Op.53-15(1)

カプースチン
「24のプレリュード」作品53

    第15番
(プリズム版78〜81ページ)

過去記事ですが文章を少し修正しました。

以前読んだ人も復習しましょう。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2007年03月24日

<変則的ブルースを弾こうぜ!>

今回は「変則的ブルース」の勉強です。

小節数は
基本的なブルースと同じ12小節なのですが、
    コード進行が変則的です。

この曲のコード進行は、次のようになっています。
(キーは、「D♭」です)。

||  D♭7  |  D♭7  |  D♭7  |  D♭7  |

|  Em7  |  Em7  |  D♭7  |  D♭7  |

| G♭7   C♭7 | E7   A7  | Dm7 | Dm7 ||

*「C♭7」は「B7」のことです。
D♭のキーでは正確に書くと「C♭7」になります。
分かりにくい人は「B7」と書いてもいいです。

上記のコード進行、
3段目の1〜2小節目(全体の9〜10)は
   何か違和感があるかもしれません。
 キー D♭で正確に書くと仕方ないのです。

キーCで見ると分かりやすいですよ。
   F7 から上に4度進行していますよね。

||   C7   |   C7   |   C7   |   C7   |

|  E♭m7  |  E♭m7  |   C7   |   C7   |

|  F7   B♭7  |  E♭7   A♭7  |  D♭m7 | D♭m7 ||


では、始めましょう。

          ☆

<全体の構成>
まず、全体の構成を理解しましょう。

♪テーマ

<1コーラス>1〜12

<2コーラス>13〜24

♪アドリブ・コーラス

<3コーラス>25〜36

<4コーラス>37〜48

<5コーラス>49〜60

♪ラスト・テーマ

<6コーラス>61〜72

♪コーダ 73〜80

1小節目の上に (1)テーマ と書き込んで下さい。

以下、指定した小節の上に
次のように書き込みましょう。

13小節目、(2)テーマ

25小節目、(3)アドリブ・コーラス 1

37小節目、(4)アドリブ・コーラス 2

49小節目、(5)アドリブ・コーラス 3

61小節目、(6)ラスト・テーマ

73小節目、 コーダ

ジャズ風に「アドリブ・コーラス」と書きましたが、
「変奏1,2,3」とクラシック的に書いてもいいです。

次に、コード進行を書き込みます。

ブルースは、12小節を繰り返します。

同じコードが続く時は最初の小節だけ書いて
後は省略しますので簡単です。
早速、やってみましょう。

♪テーマ
<1コーラス目> 1〜12

1小節目と7小節目に「D♭7」、
5小節目に「Em7」
11小節目「Dm7」

簡単ですよね。
以下のコーラスも同じように書いて下さい。

9〜10小節目は
 コーラスごとに違うので
  以下にまとめておきました。

気を付けて書き込みましょう。

<1>9〜10小節目

|  G♭7(4)   C♭M7   E7(4)  |  AM7  Dm7  |

9小節目に3つのコードが入ります。
左手のベース音と同じ位置に書いて下さい。

<2>21〜22小節目

上記と同じです。

<3>33〜34小節目

|  F♯7(4)   B7  |  E7(4)   A7  |

ここは、きれいに完全4度で書かれていますね。

<4>45〜46小節目

|  G♭7   C♭M7  |  E7(4)  AM7  |

<5>57〜58小節目

|  G♭7(4)   C♭M7  |  E7(4)   AM7  |

<6>69〜70小節目

ここは「テーマ」ですので、1番上の9〜10と同じです。

♪書き込みが完成したら、CDを聴きましょう。
      すごくカッコいいでしょう?

コード進行を見ながら聴くと、
   いろいろなことがわかって勉強になります。

原曲を弾ける人は弾いて下さい。
 全部弾けなくても、気に入ったところを
   部分的に練習するだけでもいいです。

では、応用編に進みましょう。

       ☆       ☆

    <応用課題 1>

下のコード進行を五線紙に書き出し、
   キー「F」と「 B♭」に移調して下さい。

3つのキー(C、F、B♭)で
      コード進行を弾いてみましょう。

原曲を弾こうと思っている人は(当然ですが)、
       キー「D♭」でも練習して下さい。

同じコードが続く時、
次の小節はコードネームを省略していいですよ。

||   C7   |   C7   |   C7   |   C7   |

|  E♭m7  |  E♭m7  |   C7   |   C7   |

|  F7   B♭7  |  E♭7 A♭7  | D♭m7 | D♭m7 ||

このコード進行を普通のコードで弾いても面白いでしょう。
     
しかし、原曲を聴いた人には、何かもの足りなく感じる。

やはり原曲のカッコいいジャズ・コードで弾きましょう。

素晴らしいお手本があるのですから、
  コードの押さえ方を参考に、移調して練習すること。

    <応用課題 2>

自分が弾きやすいキーでオリジナルを作りましょう。

ブルースのテーマは、簡単なモチーフで充分です。
複雑な事はアドリブ・コーラスで弾けばいいからです。

    <応用課題 3>

「同じコードが続く時、どのように変化させているのか?」

「コードの押さえ方は、どのように積み重ねているのか?」

楽譜を分析し、参考にして、取り入れよう。

     ☆     ☆     ☆

カプースチン作品を理解するには、
 普段からジャズ・コードに慣れる事が大切です。

他の曲でも、弾けるところ、理解出来るところを
         自分の音楽に取り入れて下さい。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以上が過去記事でした。

数年前にこんなことを書いていたのですね。

読み直して、自分でも勉強になりましたよ。
posted by テル先生 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月21日

「24のプレ〜」Op.53-2(1)

「24のプレリュード」作品53
    第2番 Am
(プリズム版 33〜37ページ)

<形式>

<1コーラス目>

「A1」1〜8(8)

「A2」9〜16(8)

「B1」17〜24(8)

「A3」25〜36(12)

<2コーラス目>

「A1」37〜44(8)

「A2」45〜52(8)

「B1」53〜65(13)

 この後、最初「A1」に戻る。

「A1」=(「A3」)1〜8(8)

「A2」9〜12(4)

「Coda」66〜72(7)
posted by テル先生 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

「24のプレ〜」Op.53-16(1)

カプースチン
「24のプレリュード」作品53
  第16番 B♭m
(プリズム版 82〜84ページ)

この曲の分析は、初めての投稿です。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<形式>

「A1」 1〜8(8)

「A2」 9〜16(8)

「B1」 17〜29(13)

「A3」 30〜37(8)

Coda  38〜43(6)

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<コード進行>

4小節目の「B♭♭/C♭」は
  「A/B」で考えるとわかりやすいですね。
  (33小節目にも出て来ます)

ほんの一瞬(8分音符ぐらい)の装飾的なコードは、
省略したり、その時の気分で(カッコで)書いたりしていますが、
   あなたの楽譜には、しっかりと書き込んで下さい。

私の楽譜には、当然細かい部分まで書いています。

投稿の時は、細かすぎて分かりにくいので省略しています。

   「A1」 1〜8(8)

|| B♭m | B♭m D♭7/A♭ (G7) |

| G♭M7 C♭M7 | F7(4)  B♭♭/C♭(=A/B) |

| Fm7/B♭ | B♭7 | G7 Cm7(♭5) | Cm7(♭5) F7 ||

   「A2」 9〜16(8)

|| B♭m | B♭m D♭7/A♭ (G7) |

| G♭M7 C♭M7 | E7(4) AM7 DM7 |

| D♯m7 | G♯7 C♯7 | F♯7 B7(4) | B7 E7 ||

   「B1」 17〜29(13)

|| Am | Am C7/G | FM7 | FM7 F7 |

| B♭7(4) | B♭7(4) | E♭M7/B♭ D/B♭ | A♭7 |

| G Dm7/G | G7 | G♯m7 C♯m7 |

| F♯7 C7 | C7 F7 ||

   「A3」 30〜37(8)

|| B♭m | B♭m  D♭7/A♭ |

| G♭M7 C♭M7 | F7(4)  B♭♭/C♭ (=A/B) |

| Fm7/B♭ | B♭7 | G7 (A♭7) G7 Cm7(♭5) |

| Cm7(♭5) (C7) F7 ||

    Coda  38〜43(6)

|| B♭m | Cm7 C♭7 | B♭m | Cm7 C♭ |

| B♭m  (B♭m A♭m Fm) | B♭m ||

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

21小節目から出て来るモチーフは、有名な
ハービー・ハンコック「ドルフィン・ダンス」と同じ。

Herbie Hancock 「DOLPHIN DANCE」は、
ハンコック初期のアルバム「Maiden Voyage」に収録。

ハンコック(アルバム)の録音は、1965年。
カプースチンの作曲は、1988年。

モチーフ提示後すぐ3度下で模倣されるところも同じ。

カプースチンは「ブルーボッサ」などを取り上げたように、
このモチーフを意図的に使用したのでは?

これがカプースチン独特のユーモアなのかもしれない。

以上です。

その他の詳しい説明は、
       別の機会にしようと思っています。
posted by テル先生 at 19:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月14日

「24のプレ〜」Op.53-7(1)

「24のプレリュード」作品53(プリズム版)
   第7番 49〜50ページ

この曲は初めて投稿するので、
    じっくり勉強して下さい。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<形式>

「イントロ」1〜8(8)

「A1」9〜16(8)

「A2」17〜24(8)

「B1」25〜32(8)

「A3」33〜38(6)

「Coda」39〜44(6)

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<コード進行>

   <イントロ> 1〜8(8)

|| Am7 | B♭/A | Am7  E♭/A | E♭/A |

| Bm/A  E♭/A | E♭/A | A | A ||

   「A1」 9〜16(8)

|| Am7 | B♭/A | Am7 | E♭/A |

| Bm/A | E♭/A | A | (Am7) ||

   「A2」 17〜24(8)

|| Am7 | B♭/A | Am7 | E♭/A |

| Bm/A | E♭/A  (E♭/C♯) | C/D | A♭7 ||

   「B1」 25〜32(8)

|| D♭M7  C/D♭ | D♭M7  C♯7(4) |

|* C7 Bm7 G7 F♯m7 | Cm7 F7 |

| B♭m7 E♭7 | Am7 D7 | C♯m7(♭5) C7 | Bm7 E7 ||

*27小節目?
 この小節は難しい。
  今後の課題にして、さらに研究しよう。
   仮のコード進行を書いておく。

   「A3」 33〜38(6)

|| Am7 | B♭/A | Am7 | E♭/A |

| Bm/A | E♭/A ||

   「Coda」 39〜44(6)

|| A | A/G7 | A | A | A (B/A) | A ||

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これで難易度表の1番易しい4曲の形式、
 コード進行を書き出したことになる。
posted by テル先生 at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月13日

「24のプレ〜」Op.53-21(1)

カプースチン
「24のプレリュード」作品53
  第21番 (プリズム版、98〜99ページ)

今回は、第21番の過去記事です。

当時、読んだ人も復習しましょう。

その頃わからなかったことが、
      今なら理解出来るかも?

私も楽譜を見ながら復習しました。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

     2007年03月29日

<本格的ジャズ・コードが誰でも弾ける>

今回は、みなさんに
ジャズのコードを体験してもらいます。

誰でも「本格的なジャズ・サウンド」
     が弾けるのです。

あなた自身の手で弾くのですよ。
 きっと素晴らしい体験になるでしょう。

私の指示に従って下さい。
 初心者でも必ず弾けます。

教材は、

カプースチン
「24のプレリュード」作品53
第21番 (プリズム版、98ページ)

初心者の人が早速、98ページを開いた瞬間、

「え!こんなの弾ける訳ないじゃん」

と叫ぶかもしれません。

でも、大丈夫です。

私は「譜面通り弾け」なんて言っていません。

絶対に全員弾けます。

さあ、レッスンを始めましょう。

本格的ジャズ・コード体験ツアーです。
           
           ☆

最初に<全体の構成>を理解します。

  <全体の構成>

【A1】  1〜8(8小節)

【A2】  9〜16 (8小節)

【A3】 17〜20 (4小節)

【B1】  21〜27(7小節)

1小節目の上に 
【A1】 と、書き込んで下さい。

以下、同じように

9小節目、【A2】
17小節目、【A3】
21小節目、【B1】

次に、コード進行を書き込みます。
1小節に2つずつコードが入っています。

【A1】 1〜8

(1〜4)
|| B♭M7 E♭7(4) | Dm7 Fm7 | E7(4) A M7 | E♭7 A♭M7 |

(5〜8)
| B7(4) E M7(♯5) | B7(4) Em7 | Gm7 G♭7 | C♭M7 F7 ||

【A2】 9〜16

(9〜12)
|| B♭M7 E♭7(4) | Dm7 Fm7 | E7(4) A M7 | E♭7 A♭M7 |

(13〜16)
| B7(4) E M7(♯5) | B7(4) Em7 | Gm7 G♭7 | C♭M7 F7 ||

【A3】 17〜20

|| B♭M7 E♭7(4) | Dm7 Fm7 | E7(4) A M7 | E♭7 D M7 ||

【B1】 21〜27
ここは簡単です。
21小節目に「 D♭7(4)」を書き込んだら終わりです。
  後の小節は同じコードですから書きません。

コードネームにある (4) は、
   正式には (sus 4) と書きます。

以下のコード、
自分がわかりやすいものを選んで下さい。
横に並んだ3つのコードは、同じコードです。
    (書き方が違うだけです)

E♭7(sus 4) = D♭/E♭ = D♭(Bass E♭)

E7(sus 4) = D/E = D (Bass E)

B7(sus 4) = A/B = A (Bass B)

D♭7(sus 4) = C♭/D♭ = C♭(Bass D♭)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

まず、ここまでの作業を終らせて下さい。

それから<応用課題>に進みます。

     ☆        ☆

今回は「ジャズ・コード体験」が目的ですから、
   メロディーは弾かなくていいです。

曲を弾ける人も、まずこの課題をやってから、
全体のコードの響き、コード進行を体験して、
   その後に、楽譜を(譜面通りに)弾くと、
          曲の理解が深まりますよ。

<応用課題 1>
左手のベース音だけ弾きましょう。

簡単ですね。
1番下の音を単音で弾けばよいのですから…。
  しかも、2分音符が中心です。

この時、注意することは
 ベース音とコードネームが一致しているか、
      確認しながら弾いて下さい。

つまり、
「レ」を弾いたら、これは「Dm7」。
「ファ」を弾いたら「Fm7」または「F7」など。

<応用課題 2>
左手でベース音(単音)、右手でコードです。
本来は左手だけで弾くパートを、両手で弾くのです。

左手、1拍目と3拍目。
右手、2拍目と4拍目。

これなら誰にでも出来ますよね。
まずは楽譜どおりに弾いて下さい。

<応用課題 3>
両手の受け持つ音は<応用課題 2>と同じですが、
ベース音とコードを同時に弾きます。

例えば、1小節目
右手のコードを1拍目から2分音符で弾くのです。
左手(♭シ)、右手(ソ、ド、レ)を、
  同時に、つまり両手で1つのコードとして弾く。

以下、同じように弾いていきましょう。

次のように弾くと、さらにカッコよくなりますよ。

3小節目は、2つのコードの上に「ファ♯」を加える。
7小節目は、2つのコードの上に「ラ」を加える。
8小節目は、「C♭M7」に「ラ♭」、
        「F7」に「レ」を加える。

では、本格的ジャズ・コード、充分楽しんで下さい。

その後で、譜面どおり弾ける人は、弾いて下さい。

<研究課題>
各小節のコードネームと、
  実際に書かれている和音をよく調べて下さい。

一般的な基本コードと、ジャズ・コードは
    「どこが違うのか」を検討しなさい。

カプースチンの他の曲も、分析すると
ものすごく勉強になりますので、ぜひ挑戦して下さい。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 一部修正しましたが、ここまで過去記事です。

約2年半前に、こんな記事を書いていたのですね。

懐かしいと言うか、何と言うか、
  これからも、どんどん投稿しますよ。
posted by テル先生 at 14:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

「24のプレ〜」Op.53-3(1)

「24のプレリュード 作品53」(プリズム版)
  第3番(37ページ)を学びましょう。

過去記事がありましたので、見直して再投稿します。

「テル先生のジャズピアノ夢実現法」(ブログ)に
    07.3.31投稿したものです。

かなり「力作」です。

その後に今回のコメントを付け加えておきました。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2007年03月31日

ジャズ・ピアノは、カプースチンから学ぶといいよ!
    ジャズ・ピアノの本格的な勉強をしましょう。

今回は、第3番。
2ページの短い曲です。

♪カプースチン KAPUSTIN
「24のプレリュード 作品53」(プリズム版)
第3番(37ページ)

難易度も1番易しいランクですので
練習すれば(多分?)弾けますよ。

弾けない人も、安心してね。

いつものように、
「全体の構成」と「コード進行」を書き込んで、
 左手のコードだけでも弾いてみましょう。
本格的なジャズ・コードに慣れることが大切です。

では、始めましょう。

<全体の構成>

「A1」  1〜8(8小節)
「A2」  9〜18(10小節)
Coda  19〜23(5小節)

コード進行を楽譜に書き込んで下さい。

<コード進行>

[ A 1] 1〜8(8)
(1〜4)
|| Gm7 | GM7 | Cm7 C7(♭5) | FM7 |

(5〜8)
| E♭mM7 | B♭M7 | A♭M7 | D7(♭5) ||

[ A 2] 9〜18(10)
(9〜12)
|| Gm7 | GM7 D♭7 | Cm7 F7 | B♭M7 B♭7 |

(13〜16)
| E♭7 | A♭M7 C♭7 | F♭M7 B♭7 | Am7(♭5) D7 |

*「C♭7」は「B7」、「 F♭M7」は「EM7」と同じコードです。
 原曲に忠実に書きました。

(17〜18)
ここは13〜14小節のモチーフを再現し、同時に16小節目
   の半音から跳躍するモチーフの繰り返しでもあり、
2小節引き伸ばされたと解釈して「A2」10小節にしました。

| G♭M7(Bass D♭) C7 | FM7 B7(♭5) ||

「Coda」 19〜23(5)

これは誰が見ても、すぐわかりますね。
この曲の1小節目のモチーフが使われています。

| B♭M7 | A♭M7 | Gm7 | GM7 | GM7 ||

*最後の小節はコード・ネームを書かなくていいですよ。
 前の小節と同じコードですから。(GM7)

           ☆

<練習課題 1>

4小節目「FM7」2拍目のコードを5線紙に全音符で書き出し、
12キーで練習しましょう。

左手は「ファ」(1=根音)、
右手コードの構成音は「ミ、ラ、レ」(7,3,6)です。

20小節目( A♭M7 )、22小節目( GM7 )を見て下さい。
同じ構成音のコードです。

さらに15小節目の1〜2拍目のコードも、
少し変化していますが、よく調べると同じです。

<練習課題 2>

10小節目の3〜4拍目「D♭7」を書き出し、
12キーで練習しましょう。

ジャズ・ピアノで必ず使う
「♯9th」(シャープ・ナインス)の押さえ方です。

「C7」を例にすると、
左手「ド」、右手「ミ、♭シ、♭ミ」(3、♭7、♯9)。
強烈なジャズ・コードですよね。

実は以前学んだ「変則的ブルース」(第15番、ページ78)、
  第1小節目のコードです。(書き方は違いますが)

今回の方が分かり易いですね。
(同じコードでもキーによって書き方が変わるのです)。

        ☆        ☆

<研究課題 1>

2小節目の左手コード「ミ、ラ、レ」だけでは
「GM7」の第3音がありません。

しかし、右手のメロディーに
「♯ファ」(7)と「シ」(3)があり、
合計して「GM7」。

22小節目も研究しましょう。

同じコード・ネーム「GM7」ですが、
メロディー音が変わると、まったく違う押さえ方ですね。

細かいことですが、
作曲家はここまで気を使って作っているのです。

<研究課題 2>

7、14、20小節の「A♭M7」を見て下さい。
これも同じコード・ネームですが押さえ方が違いますね。

   ☆   ☆   ☆

♪曲を弾けない人は、コードだけでも弾いて、
   ジャズのサウンドに慣れること。
弾ける人は、他の曲もどんどん練習しましょう。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここまでが過去記事です。

この後、解説を付け加えます。

どこから「コーダ」か?という話ですが、

19小節から左手ベースが全音符で、
右手は1小節目のモチーフを再現して雰囲気が同じです。

それで、19小節目から「コーダ」と思うのですが…?

            ☆

1小節目のコードネームは、かなり迷いました。

C7sus4(Bass G)?

Cm7(11)(Bass G)?

最終的に「Gm7」にしましたが…。

カプースチンの曲は、
コードネームに出来ないコードがあるんです。

無理矢理に書けないこともないけれど、
それでは微妙なニュアンスが伝わらない。

1〜2小節目を見て下さい。

「ファ、♭シ、ド」の各声部が「ミ、ラ、レ」に解決する。

この流れをコードネームで現すのは難しいです。
posted by テル先生 at 23:40| Comment(3) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「24のプレリュード」報告

「24のプレリュード」を分析した過去記事は8曲あり、
  その内1曲(第23番)だけをこのブログに再投稿、
残りの7曲は「〜ジャズピアノ夢実現法」ブログに
        そのまま眠っていました。

第3、5、6、11、15、21、22番があり、
   こちらに投稿し直す作業が中断していたのです。

そこで、これらの記事を読み直して、
     このブログに新たに投稿する予定です。

しかし、これが以外と大変で、全部読み直して、
文章とコードの表記法を修正したりするので、
     結構時間が掛かります。

数日前に再投稿した第5番は2ページの曲ですが、
  見直すのに、ものすごく時間が掛かりました。

カプースチン作品ですからね。
 見直すと新たな発見がある。

それと、2年前に分析した時より、私も少し成長した?

カプースチン技法に慣れてきた。(うそ、まだまだです)

とにかく奥が深い。

だから面白くて、やりがいがあるのですが…。

          ☆

ここ数日で、新たに第12番、第20番を投稿し、
     第5番も再投稿しましたが、
過去記事も含めて「24プレ〜」は、まだ10曲です。

第3、5、6、11、12、15、20、21、22、23番

24曲中、10曲なんて、まだ半分にもなってない。

もう少し投稿した気になっていたのですが、
 もっともっと投稿し続けなければと反省しました。

過去記事は、なるべく早く再投稿し、
      さらに別の曲もどんどん投稿しますね。

「24のプレリュード」は、短い曲も多いので、
  カプースチン入門に、ちょうど良いのでは…。

昨日考えたアイデアは、
川上先生が作ってくれた難易度表にしたがって
   易しいランクから先に分析していけば
      多くの学習者の参考になるかなと…。
(ほとんどの人は易しい曲から始めるだろうから)

どうなるかわかりませんが、なるべく早く24曲、
  形式とコード進行を解明していきたいです。

そして、さらに細部(メロディー、リズムなど)まで
 徹底的に分析する計画は、気の遠くなる作業ですが、
   毎日少しでも前進していけたらと思っています。

     〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

本日(09.9.12)も夜12時までに、
    1曲分を投稿する予定です。

なにしろ「毎日」ですからね。お楽しみに!
posted by テル先生 at 15:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月11日

「24のプレ〜」Op.53-20(1)

カプースチン
「24のプレリュード 作品53」
    第20番(プリズム版 96ページ)

今回は、第20番を学びましょう。

「ジャズ・バラード」で、しかも
 たった2ページ!(前回の第5番と同じ)。

「難易度表」も
 1番易しいランクに入っているので、
   誰でも(がんばれば?)弾けると思う。

 (でも、ジャズ理論的には複雑ですが…)

   <形式>

「A1」  1〜10(10)

「A2」  11〜18(8)

「Coda」 19〜21(3)

   <コード進行>

   「A1」 1〜10

|| Cm G7(Bass C) | Cm C♭7 |

| A♭(Bass B♭) B♭7 | E♭m6 B♭(Bass D) |

| C♯m7 C♯m7(♭5) F♯7 | C♯m7(♭5) F♯7 |

「2/4」
| BM7 E♭m7 | Fm7 B♭7 | E♭M7 |

「4/4」
| Dm7(♭5) D♭7 ||

   「A2」 11〜18

|| Cm G7(Bass C) | Cm C♭7 |

| A♭(Bass B♭) B♭7 | E♭m6 B♭(Bass D) |

| C♯m7 C♯m7(♭5) F♯7 | * Gm6 * A7 |

| DM7 G♯m7 D♭7 |

「2/4」
| * G7 |

   「Coda」 19〜21 

「2/3」
| E♭ G♭ E A♭ |

「2/4」
| *  G7 |

「4/4」
| B♭/Cm ( Gm7/Cm - Dm7/Cm ) ||

この曲は、理論的に複雑なので、
  詳しい解説をしようと思っています。
posted by テル先生 at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月10日

「24のプレ〜」Op.53-5(1)

カプースチン
「24のプレリュード」作品53(プリズム版)

第5番 キーD ラルゴ
    (42〜43ページ)です。

以下の分析は「〜夢実現法」(ブログ)に
  07.3.22日、投稿したものです。

ほんの一部ですが修正しました。

以前これを読んだ人も復習しましょう。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2007年03月22日

ジャズ・バラードを弾こう!
今回は「ジャズ・バラード」を弾きましょう。

「何と、たった2ページしかありません」
しかも、作曲者本人の短い解説によると、
「極度に圧縮されたソナタ形式」だそうです。

「何、これがソナタ形式?」

「う、う、うそでしょう!」という感じです。

分析してみると、
本当に「極度に圧縮されたソナタ形式」でした。

しかし、完全に「ジャズ・バラード」でもあります。

川上先生が作ってくれた「難易度表」でも
 1番易しいランクになっているので、
   誰でも(がんばれば?)弾けると思います。

あなたは立派なジャズ・ピアニストになった気分に、
  きっと、なれま…「す」。(「せん」かな?)

         ☆

「全体の構成」と「コード進行」を楽譜に書き込んで、
ソナタ形式を理解しながら弾いて下さい。

♪「全体の構成」

<提示部>

[ A ]第一主題(1〜5)
[ B ]第二主題(6〜7)

<展開部>

[ C ](8〜11)

<再現部>

[ A ]第一主題(12〜14)
[ B ]第二主題(15〜16)

<コーダ>
(17〜18)

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

♪「コード進行」

<提示部>

[ A ]第一主題(1〜5)

|| E♭M7 A♭M7 | A7 D7 | G7 F♯7 |

| * Bm7 | * Em7 E♭7 A7 ||

* 4小節目は、
B7(4)でもいいような気もしたのですが、
ソナタ形式ならば主調に関係ある短調かな?
と思い Bm7 で解釈しました。(考え過ぎかも?)

* 5小節目は、Em7 が8分音符、E♭7が1拍半、
残りの約2拍分がA7です。

[ B ]第二主題(6〜7)

|| D7   Am7(Bass D) | D7   G7 ||

<展開部>

[ C ](8〜11)

|| C7   F7 | B♭M7   A♭M7 | D♭M7   G7 |
| * Em7   Fm7 B♭7 ||

*11小節目は、Em7 が2拍、あとは1拍ずつです。

<再現部>

[ A ]第一主題(12〜14)

|| E♭M7 A♭M7 | A7   D7 | *GM7   Em7 A7 ||

*14小節目は、GM7が2拍、あとは1拍ずつです。

[ B ]第二主題(15〜16)

|| D7   G7 | D7   G7 ||

<コーダ>(17〜18)

|| * F♯m7(♭5) F7 E7  G(Bass A) E♭M7 |

| D7 ||

*17小節目は、コードが5つもあります。
左手のベース音と照らし合わせて書き込んで下さい。

     ☆      ☆

各小節内で行われている
「細かいコードの動き」に関しては省略しています。

例えば
<展開部>1小節目(全体の8小節目)

| C7 F7 | を正確に書くと、

|  C7(4)  C7 F7(4)  F7  |

*(4)も、正しくは(sus4)と書きます。

または、

| Gm7(Bass C)  C7  Cm7(Bass F)  F7 |

以上のようになるのですが、
わかる人には当たり前のことですし、
初心者に対しては
あまり複雑にしてもいけないと思い
省略しています。

このままでも問題ない範囲で書いていますので、
あとは自分で分析して下さい。

詳しい内容は、解説の時にしようと思っています。

今の段階は、
コード進行を書き込んで楽譜を弾いたり、
眺めていて下さい。

それだけでも勉強になります。
「勉強の仕方」も近い内に話す予定です。

少しでも分析出来る人は、、
これだけのヒントを与えれば充分過ぎるはずです。

ぜひ、細かいことまで研究して下さい

では、ジャズ・バラードの雰囲気を楽しんで下さいね。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここまでが、07.3.22日に投稿したものです。

私も読み直して復習しています。

本文で「詳しい内容は、解説の時に〜」
 と書いていますが、なかなかやりませんので、
  今度こそは実行しようと思っています。
posted by テル先生 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月09日

「24のプレ〜」Op.53-12(1)

「24のプレリュード」作品53
    (プリズム版)
第12番 G♯m アレグレット

この曲は「キーG♯m」なのですが、
最初に「キーGm」でコード進行を
練習しておくとよく理解出来ますよ。

<キーGm>
「A1」
| Gm | Gm | C7 | C7 B♭7 |

| A7 | D7 | Gm | Gm |

「B1」
| Dm7(♭5) | G7 | C7 | F7 |

| B♭M7 | E♭M7 | A♭M7 | D7 | 〜

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

<イントロ 1>1〜8(8)

<第1部>

「A1」9〜16(8)
「B1」17〜24(8)

<イントロ 2>25〜32(8)

「A2」33〜40(8)
「B2」41〜48(8)

<第2部>

「C1」49〜56(8)
「D1」57〜64(8)

<第1部>

「A3」65〜72
「B3」73〜80

<イントロ 3>81〜92(12)

<コーダ>93〜96(4)

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

  <イントロ 1>1〜8(8)

 「G♯m」 〜8小節〜

    <第1部>

「A1」9〜16(8)

| G♯m | G♯m | C♯7 | C♯7 B7 |

| A♯7 | D♯7 | G♯m | G♯m |

「B1」17〜24(8)

| D♯m7(♭5) | G♯7 | C♯7 | F♯7 |

| BM7 | EM7 | AM7 | D♯7 |

  <イントロ 2>25〜32(8)

 「G♯m」 〜8小節〜

「A2」33〜40(8)

| G♯m | G♯m | C♯7 | C♯7 B7 |

| A♯7 | D♯7 | G♯m | G♯m |

「B2」41〜48(8)

| D♯m7(♭5) | G♯7 | C♯7 | F♯7 |

| BM7 | F7 | B♭M7 | B♭M7 |

    <第2部>

「C1」49〜56(8)

| E♭m7 | Cdim B7 | EM7 E7 | E♭ Em7 |

| Dm7 G7 | Gm7 C7 | FM7 A7/E♭ | D7(4) D7 |

「D1」57〜64(8)

| BM7 (E/B) | Fdim | E♭m/G♭ | E♭m E♭m7/D♭ |

| Cm7(5) C♭7 | C♭7 F7/B♭ | B♭ E♭7 | D♯7 |

    <第1部>

「A3」65〜72(8)

| G♯m | G♯m | C♯7 | C♯7 B7 |

| A♯7 | D♯7 | G♯m | G♯m |

「B3」73〜80(8)

| D♯m7(♭5) | G♯7 | C♯7 | F♯7 |

| BM7 | EM7 | AM7 | D♯7 |

  <イントロ 3>81〜92(12)

 「G♯m」 〜12〜

  <コーダ>93〜96(4)

|(G) C F/A | B♭ E♭/G | G♯m | G♯m |

コーダ最初の「G」は、前小節の最後に
 「F##=G」(ファのダブル♯あり)
posted by テル先生 at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月26日

「24の前奏曲」第23番(徹底分析)

カプースチン(KAPUSTIN)
「24のプレリュード 作品53」(全音版)
 または
「ピアノアルバム 2」(プリズム版)

「第23番」徹底分析(解説1)

1小節ずつ解説していきます。

まずは、1コーラス目(1〜36小節まで)の解説。
大変に長くなってしまいました。(力作ですよ!)

これを読めば、ジャズの秘密である
テンション・コードの積み重ね方、
コード進行、アドリブ技法など、
いろいろなことがわかってしまいます。

<全体の構成>と<コード進行>を
以下を参考にして、楽譜に書き込んで下さい。

    ☆

<全体の構成>

<1コーラス目> (1〜36)
[ A 1]  1〜8   (8)
[ A 2]  9〜16  (8)
[ B ]  17〜24  (8)
[ A 3]  25〜36 (12)

<2コーラス目> (37〜70)
[ A 1]  37〜44 (8)
[ A 2]  45〜52 (8)
[ B ]   53〜60 (8)
[ A 3]  61〜70 (10)

Coda 71〜74 (4)

            ☆

それでは<1コーラス目>[ A 1] 1〜8から始めましょう。
8小節のコード進行は、すでに書き込んでいますよね。

[ A 1] 1〜8
|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |

| F(Bass C) / Am7 A♭7 | Gm7 | A♭M7 D♭M7 | G♭M7 ||

[ 1 ] FM7
右手(ド、ミ、ラ=5、7,3)の「ミ」がM7(メジャー7th)です。

次のコード、3拍目の裏拍は「Gm」。
トニック・コード「F」のメロディーに第4音が来た時、
「B♭」や「Gm7」(サブ・ドミ系)のコードを弾きます。
 と言うことは、
メロディー(ラー♭シーラ)に対して、普通なら、
「F」(ドファラ)「B♭」(レファ♭シ)「F」(ドファラ)
というコードを弾いてもいいのです。
しかし、これでは内声(上から2番目の音)が(ファファファ)
と同じ音の繰り返しになってしまいます。
そこで
「Am」(ドミラ)「Gm」(レソ♭シ)「F」(ドファラ)
のようにコードを弾くと、
内声が(ミソファ)になってメロディーらしくなります。
細かいことですが、ここが凡人とは違うのですね。

[ 2 ] Cm7 F7
「Cm7」
左手(ド、♭シ=1,♭7)
右手(♭ミ、ソ、レ=♭3,5,9)
この押さえ方はよく使いますので、
移調して12のコードで弾けるようにしましょう。

「F7」
左手(ファ、ラ=1,3)
右手(♭ミ、♭ソ、ド=♭7,♭9,5)
「♭ソ 」 は 「♭9th 」です。

[ 3 ] B♭M7
コードを1拍分、前の小節の4拍目に出して弾いていますね。
ジャズでは(カプースチンも)よくやります。
左手(♭シ、ファ=1,5)
右手(ラ、ド、レ、ファ=M7,9,3,5)

[ 4 ] B♭m7 E♭7
2拍目のコードが「B♭m7」です。
左手(♭シ、♭ラ=1,♭7)
右手(♭レ、ファ、♭シ=♭3,5,1)

1拍目の左手に「ラ」がありますね。
これは正式に書くと「B♭mM7」ですが、この「ラ」は
2拍目「B♭m7」の「♭ラ」へ行く装飾的な音。
本来のコード機能を、はっきりさせない目的で使用します。
カプースチンは、この様なことを多用します。

「 E♭7 」
左手(♭ミ=1)
右手(ソ、♭シ、♭レ、ファ=3,5,♭7,9)

♪ここまで(1〜4小節)のコード進行、
ジャズの名曲「ミスティ」と同じですね。
作曲者は、エロール・ガーナー。ジャズでよく使う進行です。

[ 5 ] F ( Bass C ) / Am7 A♭7
コード「 F 」の第5音=「ド」がベース音になっています。
右手は、メロディーが「♯ソ、ラ」ですので、
半音下のコード「 E 」から「 F 」に3声で解決させています。
1小節目「Gm」のように、この「E」も装飾的なコードです。

「Am7」は、本来は3拍目にあるのですが半拍前で弾いています。

「A♭7」は「D7」の代理コードです。
本来4拍目ですが半拍前で弾いています。
右手1番上の音「レ」は「♯11th」です。

[ 6 ] Gm7
また1拍分を前の小節に出していますね。(3小節目と同じ)
メロディーの「♭ラ」は、
「F」のキーの第3音「ラ」を意図的に半音下げて
ジャズらしいフィーリングを出しています。(ブルーノート)

[ 7 ] A♭M7 D♭M7
7〜8小節のメロディーは「ファ」ですので、
普通ならコードも「F」でいいのです。
しかし、9小節目に「F」のコードがあるので、
その前の2小節は偽終止(ぎしゅうし)を使ったのです。
A♭M7
左手(ラ=1)
右手(ソ、ド、ファ=M7,3,6)

D♭M7
左手(レ=1)
右手(ファ、ド、ファ=3、M7,3)

「M7コード」での4度進行です。
(A♭から4度上のD♭、さらに4度上のG♭へ)

[ 8 ] G♭M7
G♭M7
左手(♭ソ、♭レ=1,5)
右手(ファ、♭シ、♭ミ=M7,3,6)

左手の8分音符で動くフレーズがありますね。
コード・トーン(♭レ=5、♭ソ=1)を丸で囲って下さい。
これ以外の音は、全部装飾的な音です。
「♭ミ、ド」は上下から「♭レ」へ、
「♭ラ、ソ」は半音が2つ下行して「♭ソ」へ、
「ド」は半音下から「♭レ」へ、それぞれ解決していますね。
この様に、フレーズは
「どれがコード・トーンで」
「どれが装飾音か」を分析すると
分かり易くて、覚え易くもなります。

===============

[ A 2] 9〜16 に進みましょう。

[ A 2] 9〜16
|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 * E♭7 |←ミスプリント

| D♭7 / F (Bass C) A♭7 | G7 | G♭M7 | FM7 ||

*12小節目、3拍目、左手の最下音「E」は、ミスプリント。
「E♭」にする。(4,28,64小節と比較してみよう)。

*13小節目、2拍目の裏、以前は「C」と書きましたが、
「F ( Bass C )」 にして下さい。

[ 9 ]〜[ 11 ] は [ 1]〜[ 3] と同じですので省略します。

[ 12 ] B♭m7 E♭7
「B♭m7」
左手(♭シ、♭ラ=1、♭7)
右手(♭レ、ド=♭3、9)
[ 4 ] では左手の1拍目に「ラ」がありましたが、
ここでは「♭ラ」を最初から使っています。

「E♭7」(左手の「ミ」は、ミスプリント。♭を付ける)
左手(♭ミ、♭シ、ソ=1、5、3)
右手(♭レ、ファ、♭シ=♭7、9、5)
左手が2拍目で「ソ」を弾いた所から「E♭7」です。
[ 12 ] と [ 4 ] を、よく比べて下さい。
「 4 」では、4拍目が「E♭7」です。
(3拍目は、2拍目の「♭ラ」が、まだ残っています)。
[ 4 ] を正確に書くと、1拍ずつ次のようになります。
| B♭m(M7)、B♭m7、E♭7( sus4 )、E♭7 |
ツーファイブの装飾です。

[ 13 ] D♭7 F( Bass C ) A♭7
「D♭7」(1拍半)
左手(♭レ、ファ、シ=1、3、♭7)
右手(♭ミ=9)

「F ( Bass C )」(2拍目の裏)
左手(ド、ラ=5、3)
右手(レ、ミ、ソ=6、M7、9)

「A♭7」(3拍目の裏)
左手(♭ラ、♭ソ=1、♭7)
右手(ド、ファ=3、13)

[ 14 ] G7
1拍分、前の小節に出した時点では「Gm7」に見えますが、
この小節 [ 14 ] の1拍目、左手に「シ」がありますので「G7」です。
「G7」
左手(ソ、ファ、シ=1、♭7、3)
右手(ファ、♭シ、レ=♭7、♯9、5)
[ 6 ] では「Gm7」でしたが、ここでは「G7」。
メロディーの「♭ラ 」は、 [ 6 ] で説明したブルーノート。

[ 15 ] G♭M7
「G♭M7」
左手(♭ソ、♭レ=1、5)
右手(ファ、♭シ、♭ミ=M7、3、6)
右手のフレーズで使われているスケールは、
F マイナー・ペンタトニック・スケール。
(ファ、♭ラ、♭シ、ド、♭ミ)。

コードとしては、
「 G♭M7 」の上に「 A♭」が乗っている分数コード、
分母「 G♭M7 」、分子「 A♭ 」です。
このコード(分母、分子の両方)が半音下がると、
次の小節のコードになります。

[ 16 ] FM7
「FM7」
左手(ファ、ミ、ラ=1、M7、3)
右手(レ、ソ、シ=6、9、♯11)
右手のコードは「G」の第2転回形。
分数コード=分母「FM7」、分子「G」

左手(低音の)フレーズ、
「ファ」(1)、「ド」(5)がコードトーン。
「シ、♭レ」は半音下と上から「ド」に、
「レ」は半音下から次の小節の「♭ミ」へ
解決する装飾的な音です。

==============

[ B ] 17〜24
| E♭m7 A♭7 | Fm7 B♭m7 | Bm7 / E7( B♭7) | AM7 Bm7 Cm7 C♯m7 |

| Dm7 G7 |Em7 Am7 | A♭m7 D♭7 | Gm7 C7 ||

[ 17 ] E♭m7 A♭7
この小節から「キーD♭」に転調しています。
「Um7  X7」(ツー・ファイヴ)です。
「E♭m7=Um7」
「A♭7=X7」

[ 18 ] Fm7 B♭m7
この小節は、本来なら「D♭M7」です。
前の小節から「Um7 X7 T」(ツー・ファイヴ・ワン)で
「キーD♭」に転調しているからです。
しかし、
ここでは「トニック(D♭M7)の代理」(Vm7、Ym7)を
2つ使って4度進行にしています。
「Fm7=Vm7」
「B♭m7=Ym7」

[ 19 ] Bm7 E7( B♭7)
この小節から「キーA 」に転調。
「Bm7=Um7」
「E7=X7」
(B♭7)=(U♭7) は、「E7」の代理コード。

[ 20 ] AM7 (Bm7 Cm7 C♯m7)
[ 19 ]〜[ 20 ] は 「キーA 」ですね。
「ツー・ファイヴ・ワン」ですから、
この小節は「AM7」だけでいいのです。
2拍目からのコードは装飾的なもの。
次の小節が「Dm7」ですので、ベース音「D」に向かって
「AM7」のベース音を「ラ、シ、ド、♯ド」と設定。
そして、普通なら単音のベース音に、
すべてコードを付けると、このようになるのです。
「AM7 Bm7 Cm7 C♯m7」

[ 21 ] Dm7 G7
ここから「キーC」の「Um7 X7」(ツー・ファイヴ)
「Dm7=Um7」
「G7=X7」

[ 22 ] Em7 Am7
この小節の本来のコードは?
もう、わかりますよね。
前の小節から「Um7 X7 T」ですから、
「CM7」ですね。前の小節から「キーC」に転調しています。
しかし、[ 18 ] と同じで
「トニック(CM7)の代理」(Vm7、Ym7)を
2つ使って4度進行にしています。
「Em7=Vm7」
「Am7=Ym7」

♪ここが「CM7」だなんて信じられない人は、
2コーラス目の同じ小節を見て下さい。[ 58 ] です。
1拍目の左手、完全に「CM7」ですよね。

♪[ 17〜18 ]のメロディーとコード進行が半音下がって
 [ 21〜22 ]になっています。少し変奏していますが。

♪[ 18 ]のB♭m7が半音「上がって」
次の小節[ 19 ]のBm7に進行したのに対して、
この小節[ 22 ]のAm7は半音「下がって」
次の小節[ 23 ]のA♭m7に進行しています。

[ 23 ] A♭m7 D♭7
次の小節にある「C7」に行くためのコード「G7」。
その「G7」の代理コードが「D♭7」。
その「D♭7」を「Um7 X7」にすると、
「A♭m7 D♭7」になります。
この「Um7 X7」が半音下がると
次の小節のコード進行になります。

♪この小節のメロディーは、[ 17 ]、[ 21 ]と
同じモチーフが使われています。
(Um7で11th、X7で13thから5thへ)
「A♭m7」の「♭レ」が「11th」です。

「D♭7」
左手(ファ、♭ド、♭ミ=3,♭7,9)
右手(♭シ、♭ミ、ソ、♭シ=13,9,♯11,13)
分数コードです。分母「D♭7」、分子「E♭」(右手)

[ 24 ] Gm7 C7
「キーF」の「Um7 X7」
「Gm7=Um7」
「C7=X7」
これで無事に「キーF」に帰って来れました。
実に鮮やかな転調でしたね。

[ B ] の8小節をまとめると、2小節での転調です。
「D♭」→「A 」→「C」→(「F」)

ジャズ理論を学んだ人なら、この8小節はすごく覚え易いです。
すべて理論どおり、きれいなコード進行(4度進行中心)で
作曲されているからです。

これを、意味もわからずに丸暗記で弾こうとする人は、
何十倍もの時間を使うことになります。

ジャズ理論をよく知らない人でも、
この解説を何回も読んで勉強すれば、
何も知らない時よりも曲が覚え易いことを実感出来ると思います。

==============

[ A 3] 25〜36

|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |

| D♭7 *F(Bass C) | Bm7(♭5) | B♭m7 * A♭M7(♯5) | G7 |

| Dm7(♭5) D♭7 | C7(4) | C7(4) | C7(4) ||

*[ 29 ] 2つ目のコードを以前は「C」にしていましたが、
「F (Bass C)」に変更しました。

*[ 31 ] 2つ目のコードは、
各声部の流れの中で出来てしまったコード?
書かなくてもいいのですが、一応書いておきました。

          ☆

それでは、解説を続けます。

[ 25 ] FM7
1拍目の右手コード(レ、ミ、ソ、ラ、ド)は、
(6,M7,9,3,5)です。

メロディー「ラ、♭シ、ラ」は、[ 1 ]、[ 9 ]よりもオクターヴ上げて、
4音のコード(「FM7」と「Gm7」)で弾いています。
しかも両手で同じ押さえ方を弾いて厚いサウンドにしています。
([ 1 ]と[ 9 ]では、3音のコードでしたね)。

[ 26 ] Cm7 F7
「Cm7」は、
左手(♭シ、♭ミ、ソ=♭7,♭3,5)
右手(レ、ソ、♭シ、レ=9,5,♭7,9)
分数コード(分母「Cm7」、分子「Gm」)

1拍目はベース音がありません。
もし、2拍目の「ファ」が1拍目からあると
「Cm7(Bass F)」または「F7(sus4)」になります。
[ 1 ]、[ 9 ]の「Cm7」も同じように解釈出来ます。
1拍目の裏、ベース「ド」を「F7」の第5音と解釈する。

「F7」の「♭ソ」は「♭9」です。

[ 27 ] B♭M7
右手コードは1拍分、前の小節に出しています。
(レ、ラ、ド、ファ=3,M7,9,5)

メロディー(ファ、ソ、ファ)に対して
「ソ、ド、ファ=6,9,5」
「ラ、レ、ソ=M7,3,6」の4度和声。

[ 28 ] B♭m7 E♭7
[ 12 ]と、ほとんど同じです。
1拍目の右手に「ファ」があるか、ないかの違いですね。

[ 29 ] D♭7 F(Bass C)
以前2つ目のコードを「C」としましたが、
「F (Bass C)」に変更します。

この小節 [ 29 ]と[ 13 ]との違いを比べましょう。

[ 13 ] では4拍目に「G7」があったので、
その前に「A♭7」を使いました。
しかし今回[ 29 ]の4拍目は「Bm7(♭5)」なので、
ベース音が「♭レ、ド、シ」と半音で下行します。
3拍目の裏拍、メロディー「ファ」は、
「A♭7」を使う必要がなくなったので
単音だけになっています。

[ 30 ] Bm7(♭5)
[ 13 ]では「G7」でした。
「G7」のコードトーンに「9」を加えて(ソ、シ、レ、ファ、ラ)
ルートを省略すると(シ、レ、ファ、ラ)=Bm7(♭5)です。
この2つのコードは近い関係にあることがわかりますね。

[ 31 ] B♭m7 A♭M7(♯5)
B♭m7から短3度下のコードに行く時、
ベースに「♭7」を経過音として使うと
スムーズなベース・ラインになります。

| B♭m7 / B♭m7(Bass A♭) | G7 |

ベース・ライン(♭シ、♭ラ、ソ)に対して、
右手の内声も並行して(♭レ、ド、次小節のシ)にする。
ベース「♭ラ」の上に「ド」を使った時点で考えられるコードは、
普通なら「A♭」または「A♭7」。
しかし、メロディーに「ソ」があるので「A♭M7」
さらに下から2声目は、「G7」の「♭7=ファ」に
半音下から解決するための「ミ」。
「A♭」から見ると「ミ」は「♯5」ですので、
これらの音を合計して、無理やりコードネームにすると
「A♭M7(♯5)」になってしまうのです。
各声部の流れ(横)を考えて作ったところを
コード(縦)で見るから無理がある。
ここは各声部の横の流れで覚えましょう。

[ 32 ] G7
[ 30]と同じフレーズですが「ラ」だけ「♭ラ」。
[ 14 ]と同じブルーノートです。

[ 33 ] Dm7(♭5) D♭7
メロディーは[ 29 ]と[ 31 ]のモチーフですが、
最初の2音を変えています。
なぜでしょう?
前の小節[ 32 ]の最後の3音が「♭ラ、ソ、ファ」なので
同じ音の繰り返しを避けた。(3回目のモチーフ使用でもあるから)。

コードは、前の小節から「G7」が2小節続いているのですが、
この小節だけ「Um7 X7=Dm7 G7 」に分割したのです。
そして「Dm7」は、メロディーに「♭ラ」があるので
「Dm7(♭5)」にします。

「G7」は、メロディーが「ソ」(ルート)の時に使うと
ベース音も「ソ」になり重複します。
このような時は、代理コード「D♭7」を使います。
そうすると、メロディー音「ソ」が「♯11」になり、
ジャズサウンドの度合いが増すからです。

[ 34 ] C7(sus4)
この小節から3小節は同じコードです。

右手で「B♭」のコードを弾いていますね。
「B♭(Bass C)」と書いても同じコードです。

この3小節で使われている音は、
「C ミクソ・リディアン」の第3音を省略したスケール。
「ド、レ、ファ、ソ、ラ、♭シ」
このスケール(6音)をコードにすると、
下から「ド、ソ、♭シ、レ、ファ、ラ」=B♭M7(Bass C)=C7(sus4)

[ 35 ] C7(sus4)
左手コード(ド、ファ、♭シ、レ=1,4,♭7,9)

[ 36 ] C7(sus4)
メロディー「♯ソ」は臨時の装飾な音で、
次の「ラ」に半音下から解決しています。

=================

カプースチン
「24のプレリュード 作品53」(全音版)

「第23番」徹底分析(解説2)

ここからは
<2コーラス目>[ A1]37〜44小節の解説です。

8小節のコード進行は、すでに書き込んでいますよね。
まだの方は、以前の記事を参考にして下さい。
1コーラス目も学んでから、この続きを読んで下さい。

それでは始めましょう。

<2コーラス目>

[ A1]37〜44
|| F(Bass A) A♭dim G dim F | Cm7 C♭7 |

| B♭M7 Cm7 C♯m7 Dm7 | E♭7(4) E♭7 |

| C7 /F7 C♭7 |B♭7 A7 | A♭m7 D♭7 | Gm7 / C7 G♭7 ||

            ☆

[ 37 ] F(Bass A) /A♭dim / Gdim / F
本来は「FM7」が1つの小節。(1コーラス目[ 1 ]を参照)。
1拍目と4拍目のコードは「 F 」 です。
ベース音は「F」の第3音「ラ」から始まり、
4拍目の「ファ」(ルート)に向かって
経過音(♭ラ、ソ)を使っています。
このベース・ライン(ラ、♭ラ、ソ、ファ)は、
[ 20 ] AM7 のベース・ラインの逆ですよね。
分かり易くするために「AM7」のベース音を
「FM7」に移調しますと「ファ、ソ、♭ラ(♯ソ)、ラ」。
このラインを逆から読むと「ラ、♭ラ、ソ、ファ」。

本来1つしかコードがない場合に、ベースを設定し、
各音の上にコードを付け変化させているのです。

2〜3拍目は、装飾的なコード。

まず、3拍目から先に考えます。
「 G dim 」 は 正確に書くと「C7(Bass G)」です。
「 F 」 に解決する「ドミナント」。
ルート(C=ド)はありませんが、ミ=3、♭シ=♭7が
「C7」の機能を証明する「三全音」です。

次に2拍目のコードは、3拍目「C7」へ行くための「G7」。
その代理「D♭7」と考えてもいいです。
各声部が半音上から「C7」に解決していますから、
半音上のコードは「D♭7」と単純に考えてもいいです。

2〜3拍目を正確に書くと
D♭7(Bass A♭)   C7(Bass G)
になりますが、複雑になります。
そこで、ベース音をコードのルートと解釈して
「A♭dim」と「Gdim」で書いたのです。
頭のなかで機能は「G7→C7→F」と
理解していればいいのです。

[ 38 ] Cm7  C♭7
「F7」の代理で「C♭7=(B7)」が使われています。

[ 39 ] B♭M7 / Cm7 / C♯m7 / Dm7
本来は「B♭M7」だけです。1コーラス目[ 3 ]参照。
[ 20 ] と比べて下さい。同じですよね。
2〜4拍目は装飾的なコードです。

[ 40 ] E♭7(4)  E♭7
1コーラス目[ 4 ] ではベース音「♭シ=B♭m7」でしたが、
ここではベースに「♭ミ」を使っていますので、
コードは「E♭7( sus 4)」( sus は省略していますが)。
「D♭ ( Bass E♭ ) 」と書いてもいいです。

[ 41 ] C7 / F7 C♭7
1拍目は第1転回形なので「ミ」が1番下ですね。
これは前の小節が「♭ミ」ですので半音上がって
スムーズに進行させるためです。
4拍目「 C♭7 」 は 「 F7 」の代理コード。

[ 42 ] B♭7 A7
「 A7 」 は「 E♭7 」の代理です。
[ 41]〜[43] のコード(ルート)は、
完全4度進行です。
( C、F、B♭、E♭、A♭、D♭)
「E♭7」に代理を使いましたので、
その前後は半音下行になります。
(B♭→A→A♭)

[ 43 ] A♭m7 D♭7
4拍目、最後の2音(レ、ラ)は、
次の小節「Gm7」の5,9です。

[ 44 ] Gm7 / C7 G♭7
4拍目「 G♭7 」 は 「 C7 」の代理コード。

  =============

カプースチン
「24のプレリュード 作品53」(全音版)

「第23番」徹底分析(解説3)

♪ここからは、
<2コーラス目>[ A 2] 45〜52の解説です。

[ A 2] 45〜52
|| FM7 | Cm7 C♭7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |

| Am7(Bass D) D7 | G7 C7 | FM7 B7 | Em7 ||

             ☆

[ 45]  FM7
コードの構成音は下から「1,5,9,3,6」。
「F6」ですね。
私の習慣で「M7」の音がなくても、「F7」ではないという意味で
「FM7」と書いています。

右手2拍目(フレーズ)の「♭ラ=♭3」はブルーノート。
左手コードに「ラ=3」(ナチュラル)があっても、
フレーズは「♭ラ」を使いジャズっぽい感じを出しています。
同時に弾く上の音(レ)は「6」、下の音(ソ)は半音でぶつけて
不協和度を強調しています。
ジャズ・ピアニスト(ピーターソンなど)がよく使う奏法です。

[ 46] Cm7  C♭7
右手フレーズ最初の4音「ファ、ミ、レ、♭ミ」が重要。
上から半音2つ(ファ、ミ)で「♭ミ」に解決する音と
下から半音1つ(レ)で「♭ミ」に解決する音を組み合せて
「ファ、ミ、レ、♭ミ」。
別の言い方をすると、
「ファ、ミ」が解決するはずの「♭ミ」を通り越して
「レ」まで行ってから「♭ミ」へ戻って解決しています。

「C♭7」は「F7」の代理です。[ 41]でも使用しました。

[ 47]  B♭M7
右手3拍目の裏は、低音部記号の音域です。
注意して下さい。「ファ=5」ですよね。

[ 48]  B♭m7  E♭7
右手、低音部記号が続いています。
気を付けて下さい。

[ 49]  Am7(Bass D)  D7
1〜2拍目は「D7(sus4)」 または
「C(BassD)」と書いてもいいです。
3拍目の左手コード「3,♭7,9」は
ジャズで頻繁に使います。

[ 50]  G7  C7
3拍目は「C7(sus4)」ですが、一瞬です。
頭の中で理解していればよいので
(sus4)は書きませんでした。(書いてもいいです)
4拍目は「3、♭7,9」
前小節の3拍目「D7」と同じ構成音。

[ 51]  FM7  B7
1〜2拍目のフレーズ(♭ラ、ファ、レ、ド)は、
[ 45] 2〜3拍目と同じ。

「B7」は「Em7」へ行くためのドミナント。

[ 52]  Em7
次の小節が「E♭m7」ですので、
半音上「Em7」から進行する装飾的なコード。

==================

カプースチン
「24のプレリュード 作品53」(全音版)

第23番の徹底分析(解説4)

♪ここからは、
<2コーラス目>[ B ]53〜60の解説です。

[ B ] 53〜60
| E♭m7 A♭7 | Fm7 B♭m7 | Bm7 E7 | AM7 Bm7 Cm7 C♯m7 |

| Dm7 G7 | CM7 B♭7 / Am7 | A♭m7 D♭7 | C7 ||

           ☆

[ 53] E♭m7  A♭7
1拍目、右手は「B♭m」に見えますが
「E♭m7」の「9,5,♭7,9」。

3拍目、右手は「Am」に見えますが
「A♭7」の「♭13、♭9,3、♭13」。

右手の2拍目「Am」と、4拍目「G♯m」は
各声部が次の音に半音下から解決する装飾的コード。
コード進行ではありませんので書きません。

[ 54] Fm7  B♭m7
「Fm7」は要注意。特殊な音を使っています。
1拍目、右手は「E♭(♯5)」に見えますが、
「Fm7」の「♭7、9、♯11、♭7」
普通「Fm7」で「♯11」は使いませんが、
特殊なスケール(ドリアン♯4=♯11)などを
設定して使っているのでしょうね。
ファ、ソ、♭ラ、シ、ド、レ、♭ミ
(注、「シ」がナチュラル=♯11)
C の和声的短音階の第4音から弾くと
このスケールになります。

2拍目、右手は「D」(レ、♯ファ、ラ、レ)
に見えますが、コード(縦)で考えないで下さい。
「横の流れ」を見て下さい。
2〜3拍目、メロディーの1番上が「レ、♭ミ、ド」
上から2番目「ラ、シ、♭ラ」、
上から3番目「♯ファ、ソ、ファ(ナチュラル)」

3拍目「B♭m7」の右手は「Fm」に見えますが、
「9,5,♭7,9」

4拍目、右手の「Em」は、各声部が次の音へ
半音下から解決する装飾的なコード。
コード進行には関係ありません。

[ 55] Bm7  E7
この小節は<キーA> の「Um7 X7」

1拍目の「Bm7」は、
前小節「B♭m7」最後の両手コードが
半音上がって「Bm7」になっています。

3拍目、「E7」の右手メロディー、
♯ド=13、ド=♭13、ファ=♭9
これでコードの構成音もわかりますね。
残りの音はコードトーンですから。

4拍目、左手は「E7」の「♭7,3,♭13」

[ 56] AM7 Bm7 Cm7 C♯m7
「AM7」以外は装飾的なコード。[ 20] と同じ。

[ 57] Dm7  G7
2拍目、左手、下から「3,5,♭7,9」、
右手「11,♭7,9,11」。
4拍目、左手「♭7、♭9,3,13」

[ 58] CM7 B♭7  /  Am7
「B♭7」は、「Am7」に行くための「E7」の代理。

[ 59] A♭m7  D♭7
「D♭7」は、次の「C7」に行くための「G7」の代理。
その「D♭7」を「Um7 X7」にしています。

[ 60] C7
1拍目は「C7(sus4)」(1,4,♭7,9)です。
4拍目の「♭ソ」は「♭5」。
「G♭7」と考えてもいいです。
1拍目、4拍目共に一瞬ですので
コードネームには書きませんでした。
      
===================

カプースチン
「24のプレリュード 作品53」(全音版)

「第23番」徹底分析(解説5)

♪ここからは、
<2コーラス目>[ A3]61〜70と
[Coda]71〜74の最後までを解説。

[ A 3] 61〜70
|| FM7 | Cm7 F7 | B♭M7 | B♭m7 E♭7 |

| F(Bass C) / Am7 A♭7 | G7 | Am7 D7 | G7 |

| A♭M7 D♭M7 | G♭M7 ||

         ☆

[ 61] FM7
[ 62] Cm7 F7
[ 63] B♭M7
[ 64] B♭m7 E♭7
[ 65] F(Bass C) / Am7 A♭7

[ 61]〜[ 65] は、1コーラス目[ 1]〜[ 5] の再現。
ほとんど同じだが、違いは[ 62] 3拍目裏のベース音。
[ 2] と比べて「ファ」がオクターブ低い。
もう1つ、[ 65] 4拍目のコードが「G7」。
[ 5] では「Gm7」だった。

[ 66] G7
コードは「G7」ですが、
メロディーは「F」のブルーノートを使ったフレーズ。
♭ラ=♭3、♭ド=♭5

[ 67] Am7 D7
メロディーは「ファ」で終っているけれど、
コードは偽終止で「Am7」を使用。
次の「G7」に行くためのUm7 X7(Am7 D7)。

[ 68] G7
[ 66] とは違い「♭ラ」は使わずに「ラ」を使用。

[ 69] A♭M7 D♭M7
もう1つ別の偽終止。
この進行 [ 69] [ 70] は [ 7] [ 8] と同じ。

[ 70] G♭M7
4拍目裏のコードは「E7」。
半音下から「F」に解決するコード。
一瞬なのでコード進行には書きません。

Coda  71〜74
|| FM7 (4小節) ||
メロディーに使われている音は「F リディアン」。
「ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ」
「1,9,3,♯11,5,6,M7」
以上の音を組合せて使っている。
これがわかれば自分で分析出来ます。
例えば、[ 73] 3拍目、「レ、ソ、シ、レ」は
コード「G」に見えますが、「F」から見ると
レ=6、ソ=9、シ=♯11、レ=6です。

この4小節すべての音を分析してみましょう。

             ☆

お疲れ様でした。
第23番、最後の小節まで解説しました。

ここに書いたことは、まだ3分の1程度でしょうか。
コードのことを中心に書きましたが、メロディーを1音1音
説明することも出来ますし、応用編もいろいろ書けます。

自分では当たり前のことを、この様に書き出す作業は
とても大変なことでした。読む方も大変だったと思います。

次の曲は、要点だけを書き出すか、どの様にするか、
よく考えようと思っています。
とにかく、やっと1曲。試行錯誤が続きます。
posted by テル先生 at 04:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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