2009年12月28日

「24のプレ〜」Op.53-17(5)

「カプースチンはマジシャン?」
という話を以前したことがありましたよね。

ごく普通の現象を見せる。
 もう1度、同じ現象を見せる。
  さらに、もう1度…。
「あら不思議現象?」が起きる。

まるでマジシャンのようだ。

実は、
昨日のコード進行にもあったのですが、
気が付きましたか?

1小節に♭7コードが2つあります。
次の小節も♭7コードを2つ入れるとしたら、
  何のコードが相応しいでしょう?

|E7 A7|?7 ?7|

「こんなの簡単じゃん」

|E7 A7|D7 G7|

<正解です!>

では、次の小節は?

「そんなの簡単じゃんか」

|E7 A7|D7 G7|C7 F7|〜

<素晴らしい、正解です>

では、さらに次の小節は?

「そんなのは、もっと簡単じゃんか!」

   と思ったら、あなたの負け。

カプースチンが
ワナを仕掛けて待っているのです。

普通なら、この後どうなるでしょうか?

ここまでは
ドミナント・モーション(完全4度上行)です。

次は、当然…

〜|C7 F7|B♭7 E♭7|

これで「キーC」に転調したコード進行が
「キーA♭」に帰って来ることが出来ますよね。

ところが、
カプースチンは、そんな当たり前のことはしません。

まったく想像もしないことを、さりげなくやる。

|E7 A7|D7 G7|C7 F7|B7 E7|

「B7」は
「F7」の裏コード「C♭7=B7」ではありませんか!

もし、この代理コードを使うなら

〜|C7 B7|B♭7 E♭7|

または、

〜|C7 F7 B7|B♭7 E♭7|

こんな感じで使うのが普通でしょう。

それが、

|E7 A7|D7 G7|C7 F7|B7 E7|

ですからね。

「まさかの展開!」

また、カプースチンにやられてしまいました。

まあ、これがカプースチン作品の楽しみ方?
   の1つでもあるのですけれどね。


posted by テル先生 at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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