2009年11月20日

「24のプレ〜」Op.53-No.6(5)

カプースチン「24のプレリュード 作品53」
    第6番 ロ短調 アニマート
KAPUSTIN 「24 Preludes op.53」(No.6 B minor)

今回は、第6番の5回目、転調の話をしましょう。

楽譜は、カプースチン「24のプレリュード」(作品53)
   プリズム版の6曲目(44ページ)です。

     <1コーラス目> 1〜32

[A1] 1〜8(8)

|| Bm7|E(Bass B)|Bm7|A(Bass B)|

| C♯7|F♯m7|B7|Em ||

8小節目「キーEm」に転調しています。
「キーBm」の下属調ですね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ごめん!
今日は時間がなくて、
ここまでしか書けなかった。

毎日の「講座」投稿って大変なんだ。

この後、夜中に書き加えて
早朝までに投稿するから「許してね!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

またも、ゴメン!

夜中、もう一つのブログに投稿した後、

 眠たくて眠たくて寝てしまったんだ。

今、朝の7時なんだけれど
  今から書くから「待っててね!」
   (誰も待ってないよな?)

とにかく急いで書いて投稿するからね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

朝8時30分になった!
やっと記事(昨日分)投稿!
(今から寝ます。あなたは読んでね)

[ B ]  9〜16(8)

|| CM7 | GM7 | Am7 | D7 (F♯7)|

| C♯m7(♭5) F♯7 ||

これは何のキーに転調しているか、わかるかな?

「キーC」じゃないよね。

「CM7」から始まっているけれど、このコードは
前の小節「キーEm」から見れば「♭YM7」だね。

それを「サブドミナント」と思い変えて「キーG」に
転調しているんだ。

普通の転調というと、ドミナントからの場合が多い。

「キーG」に転調するなら、D7→G だよね。

それをサブドミナントから、W→T(CM7→GM7)
というふうに転調する方法もよくあるんだ。

だから、ここは「キーG」が正解。

      ☆

さて、ここからが大切な話なんだ。

上で説明した1コーラス目「B」に対して
 次は2コーラス目の「B」なんだけれど、
  2つの例をよく比べてみよう。

特に1小節目に注目。

[ B ] 41〜48(8)

|| Cm | GM7 | Am7 | D7 |

| G7 F7 | E7 B♭7 |

|A7  D7 C♯m7(♭5) | F♯7 ||

1コーラス目の例では、
「CM7」(サブドミナント)からの転調だった。

ところが、2コーラス目は、
「Cm」サブドミナント・マイナーからの転調に
    変えているんだね。

Wm(Cm) → T(キーG)に転調)

同じ「サブドミナント系」なんだけれど、
まったく同じことを繰り返さないことが

<カプースチンの特長>の1つなんだよ。

まったく別のものに変える訳じゃない。

似たようなことをやると見せ掛けて、

「ひとひねり、ふたひねり」するんだよ。

それを発見して「ニヤリ」と喜ぶのが

カプースチン分析の正しい楽しみ方なんだ。

この後、
5小節目からも「ひとひねり」
いや「ふたひねり」(かも?)してるよね。

1コーラス目

|GM7 | E7 | A7 〜 

2コーラス目

|G7 F7 | E7 B♭7 | A7〜

これは、このブログ読者なら説明出来るね。

いままで(過去)に説明したから…。

楽譜をよく見ながら考えよう。

わからない人は、
過去記事を調べればわかると思うよ。

探しながら勉強してみてね。

今回みんなに1番伝えたかったことは、

      これこそが

「カプースチン作品の最も正しい楽しみ方」

ということなんだね。

「じゃあ、また明日ね!」
(いや、もう今日だった)
posted by テル先生 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 「24のプレリュード」op.53 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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