第6番 ロ短調 アニマート
KAPUSTIN 「24 Preludes op.53」(No.6 B minor)
今回は、第6番の5回目、転調の話をしましょう。
楽譜は、カプースチン「24のプレリュード」(作品53)
プリズム版の6曲目(44ページ)です。
<1コーラス目> 1〜32
[A1] 1〜8(8)
|| Bm7|E(Bass B)|Bm7|A(Bass B)|
| C♯7|F♯m7|B7|Em ||
8小節目「キーEm」に転調しています。
「キーBm」の下属調ですね。
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ごめん!
今日は時間がなくて、
ここまでしか書けなかった。
毎日の「講座」投稿って大変なんだ。
この後、夜中に書き加えて
早朝までに投稿するから「許してね!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
またも、ゴメン!
夜中、もう一つのブログに投稿した後、
眠たくて眠たくて寝てしまったんだ。
今、朝の7時なんだけれど
今から書くから「待っててね!」
(誰も待ってないよな?)
とにかく急いで書いて投稿するからね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
朝8時30分になった!
やっと記事(昨日分)投稿!
(今から寝ます。あなたは読んでね)
[ B ] 9〜16(8)
|| CM7 | GM7 | Am7 | D7 (F♯7)|
| C♯m7(♭5) F♯7 ||
これは何のキーに転調しているか、わかるかな?
「キーC」じゃないよね。
「CM7」から始まっているけれど、このコードは
前の小節「キーEm」から見れば「♭YM7」だね。
それを「サブドミナント」と思い変えて「キーG」に
転調しているんだ。
普通の転調というと、ドミナントからの場合が多い。
「キーG」に転調するなら、D7→G だよね。
それをサブドミナントから、W→T(CM7→GM7)
というふうに転調する方法もよくあるんだ。
だから、ここは「キーG」が正解。
☆
さて、ここからが大切な話なんだ。
上で説明した1コーラス目「B」に対して
次は2コーラス目の「B」なんだけれど、
2つの例をよく比べてみよう。
特に1小節目に注目。
[ B ] 41〜48(8)
|| Cm | GM7 | Am7 | D7 |
| G7 F7 | E7 B♭7 |
|A7 D7 C♯m7(♭5) | F♯7 ||
1コーラス目の例では、
「CM7」(サブドミナント)からの転調だった。
ところが、2コーラス目は、
「Cm」サブドミナント・マイナーからの転調に
変えているんだね。
Wm(Cm) → T(キーG)に転調)
同じ「サブドミナント系」なんだけれど、
まったく同じことを繰り返さないことが
<カプースチンの特長>の1つなんだよ。
まったく別のものに変える訳じゃない。
似たようなことをやると見せ掛けて、
「ひとひねり、ふたひねり」するんだよ。
それを発見して「ニヤリ」と喜ぶのが
カプースチン分析の正しい楽しみ方なんだ。
この後、
5小節目からも「ひとひねり」
いや「ふたひねり」(かも?)してるよね。
1コーラス目
|GM7 | E7 | A7 〜
2コーラス目
|G7 F7 | E7 B♭7 | A7〜
これは、このブログ読者なら説明出来るね。
いままで(過去)に説明したから…。
楽譜をよく見ながら考えよう。
わからない人は、
過去記事を調べればわかると思うよ。
探しながら勉強してみてね。
今回みんなに1番伝えたかったことは、
これこそが
「カプースチン作品の最も正しい楽しみ方」
ということなんだね。
「じゃあ、また明日ね!」
(いや、もう今日だった)