2009年09月26日

ドミナント代理の実例

最近「ドミナント・コードの代理」を学びましたね。

カプースチンは、どのように使っているのでしょう?

分析してみましょう。

カプースチン
「8つの演奏会用エチュード」作品40

  第7番 <間奏曲> Op.40-No 7
   (プリズム版 72〜80ページ)

「キーD♭」

「A2」 13〜(14小節)

13〜
| F7 C♭7 B♭7 F♭7 | ( E♭m7 A♭7 Adim )|〜

最初の小節(13)ですが、
どうなっているのか、分析出来ますか?

Um7(E♭m7)に行くための「B♭7」があり、

さらに、その前に「B♭7」に行くための「F7」

 がありますので、大元のコード進行は

 |F7 B♭7 |E♭m7 〜 |

  完全4度(上)進行ですね。

この2つのドミナント・コードに代理を使います。

日本では、ドミナントの代理コードに限り
           「裏コード」と呼んでいます。

そこで、
 このブログでは本来のコードを「表」と呼ぶと

|F7 C♭7 B♭7 F♭7 |〜

   「表、裏、表、裏」となっていますよね。

あくまでも一例ですが、
     このような使い方もあるのですね。

まだまだ、いろいろな使い方があります。

今後、カプースチンを分析して学んでいきましょう。
posted by テル先生 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | カプースチン技法の分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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