カプースチンは、どのように使っているのでしょう?
分析してみましょう。
カプースチン
「8つの演奏会用エチュード」作品40
第7番 <間奏曲> Op.40-No 7
(プリズム版 72〜80ページ)
「キーD♭」
「A2」 13〜(14小節)
13〜
| F7 C♭7 B♭7 F♭7 | ( E♭m7 A♭7 Adim )|〜
最初の小節(13)ですが、
どうなっているのか、分析出来ますか?
Um7(E♭m7)に行くための「B♭7」があり、
さらに、その前に「B♭7」に行くための「F7」
がありますので、大元のコード進行は
|F7 B♭7 |E♭m7 〜 |
完全4度(上)進行ですね。
この2つのドミナント・コードに代理を使います。
日本では、ドミナントの代理コードに限り
「裏コード」と呼んでいます。
そこで、
このブログでは本来のコードを「表」と呼ぶと
|F7 C♭7 B♭7 F♭7 |〜
「表、裏、表、裏」となっていますよね。
あくまでも一例ですが、
このような使い方もあるのですね。
まだまだ、いろいろな使い方があります。
今後、カプースチンを分析して学んでいきましょう。