「24のプレリュード」作品53
第16番 B♭m
(プリズム版 82〜84ページ)
この曲の分析は、初めての投稿です。
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<形式>
「A1」 1〜8(8)
「A2」 9〜16(8)
「B1」 17〜29(13)
「A3」 30〜37(8)
Coda 38〜43(6)
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<コード進行>
4小節目の「B♭♭/C♭」は
「A/B」で考えるとわかりやすいですね。
(33小節目にも出て来ます)
ほんの一瞬(8分音符ぐらい)の装飾的なコードは、
省略したり、その時の気分で(カッコで)書いたりしていますが、
あなたの楽譜には、しっかりと書き込んで下さい。
私の楽譜には、当然細かい部分まで書いています。
投稿の時は、細かすぎて分かりにくいので省略しています。
「A1」 1〜8(8)
|| B♭m | B♭m D♭7/A♭ (G7) |
| G♭M7 C♭M7 | F7(4) B♭♭/C♭(=A/B) |
| Fm7/B♭ | B♭7 | G7 Cm7(♭5) | Cm7(♭5) F7 ||
「A2」 9〜16(8)
|| B♭m | B♭m D♭7/A♭ (G7) |
| G♭M7 C♭M7 | E7(4) AM7 DM7 |
| D♯m7 | G♯7 C♯7 | F♯7 B7(4) | B7 E7 ||
「B1」 17〜29(13)
|| Am | Am C7/G | FM7 | FM7 F7 |
| B♭7(4) | B♭7(4) | E♭M7/B♭ D/B♭ | A♭7 |
| G Dm7/G | G7 | G♯m7 C♯m7 |
| F♯7 C7 | C7 F7 ||
「A3」 30〜37(8)
|| B♭m | B♭m D♭7/A♭ |
| G♭M7 C♭M7 | F7(4) B♭♭/C♭ (=A/B) |
| Fm7/B♭ | B♭7 | G7 (A♭7) G7 Cm7(♭5) |
| Cm7(♭5) (C7) F7 ||
Coda 38〜43(6)
|| B♭m | Cm7 C♭7 | B♭m | Cm7 C♭ |
| B♭m (B♭m A♭m Fm) | B♭m ||
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21小節目から出て来るモチーフは、有名な
ハービー・ハンコック「ドルフィン・ダンス」と同じ。
Herbie Hancock 「DOLPHIN DANCE」は、
ハンコック初期のアルバム「Maiden Voyage」に収録。
ハンコック(アルバム)の録音は、1965年。
カプースチンの作曲は、1988年。
モチーフ提示後すぐ3度下で模倣されるところも同じ。
カプースチンは「ブルーボッサ」などを取り上げたように、
このモチーフを意図的に使用したのでは?
これがカプースチン独特のユーモアなのかもしれない。
以上です。
その他の詳しい説明は、
別の機会にしようと思っています。
こんな所にドルフィンダンス〜(^▽^)
早速コソッと弾いてみたら・・・・
あら・・・素敵な響き♪♪
ありがとうございました(^-^)