2013年01月19日

ジャズ理論を使った最良のお手本

カプースチンを学ぶことは
ジャズ理論を学ぶことと同じです。

作品が
ジャズ理論で作られているからです。

ジャズ理論を使って
 芸術に高めた作品
  と言ってもいいでしょう。

カプースチンを弾きたい人は
ジャズ理論がわかっていないと、
作品の内容が理解出来ません。

ぜひジャズ理論を学んで下さい。

それから「カプースチン作品」は
テクニックがないと弾けませんね。

私も、まったく弾けません。

でも、分析すると、
左手や両手のコードの積み重ね方、、
変化に富んだコード進行の作り方、
カッコいいアドリブ・フレーズの作り方、
その他、即興演奏に役立つこと、または
ジャズ・ピアノ上達のための実用例など、
実に、いろいろなことが学べるのです。

「難しくて弾けないから…」
という理由でカプースチンを諦めている人、
または、弾ける範囲の曲だけで満足の人も
沢山いると思いますが、
私のようにまったく弾けなくてもいいのです。

作品を分析して自分の音楽に取り入れる。

自分の音楽的理解力を高める。

そのような利用方法もあるのです。

でも、分析もかなり難しいですよね。

それで分析のヒントを書いています。

無料のものは、有難くも何ともないし、
読み飛ばしても何も損しませんよね。

でも、目の前に<宝物>があるのに
勿体ないような気がしますけれど…。

そのことに気が付いた人、
ごくごく一部の人でもいいですので、
ブログを読んで挑戦してみて下さい。

役に立つことばかり、
得することばかりで、
損することは何もないと思いますよ。

ぜひ、一緒に学んでいきましょう。
posted by テル先生 at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 分析のためのジャズ理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月17日

「ユーモレスク」コード進行(1)

今回の
「カプースチン・リターンズ」(CD)
 分析研究は、
「ユーモレスク」Op.75
(または「ユモレスク」)の
コード進行を学びましょう。

楽譜は
「ピアノアルバム 3」(プリズム版)
104ページから115ページまで。

今回のコード進行は、106ページ、
上から2段目2小節目(41)からです。
(イントロ、テーマは、後で学びます)

<変奏1>

「A1」41〜48(8)

|Fm|Fm CM7|
|B♭7|AM7 D7(4)|
|GM7|C7(4)|
|FM7 E7|A7 A♭M7|

「A2」49〜56(8)

|Fm(Bass G)|
|Fm(Bass G)CM7|
|B♭7|E7 AM7|
|D7(4)|GM7|
|C♯7|C7|

「B」 57〜64(8)

|FM7|D♭7|
|G♭M7|B7(4)B7|
|Em7|A7|
|A♭7(4)|A♭7|

「A3」65〜72(8)

|Fm(Bass G)|
|Fm(Bass G)CM7|
|Fm7 B♭7|E♭m7A♭7|
|D♭M7|Dm7(♭5)|
|G7(4)|G7(4)|

以上がわかると
以下の<変奏2〜3>も理解出来ますよ。
(少し変えてあるところもありますが…)

<変奏2>

「A1」73〜80(8)
「A2」81〜88(8)
「B」 89〜96(8)
「A3」97〜104(8)

<変奏3>

「A1」105〜112(8)
「A2」113〜120(8)
「B」 121〜128(8)
「A3」129〜136(8)

ぜひ続きを分析してみて下さい。
自分で分析すると実力が付きます。

カプースチン作品を
理解出来るようになると
とても楽しいです。
謎解きパズルみたいなのです。

その楽しさを知ってもらうために
これからもヒントを与えますから
(真面目に学べば)
必ず理解出来るようになりますよ。
posted by テル先生 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 「ユーモレスク」Op.75 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月16日

「スパイス・アイランド」形式

「Spice Island」Op.117
「スパイス・アイランド」

「ピアノアルバム 2」(プリズム版)
116〜123ページを見て下さい。

この曲は「ソナタ形式」なのですが、
「完全な形ではない」と
作曲者本人が解説に書いています。
その意味は、展開部がどこなのか?
はっきりしていないからでしょうか?

分析してみますと、
提示部の第2主題が転調している内に
再現部になってしまいます。

第2主題(20〜)が短3度上のキーで
28小節目から現れます。

この部分(28〜)を展開部と考えれば
以下のようになりましたが、
さらに分析を続けることが必要です。

仮の分析結果にしておきますので、
皆さんも自分で考えてみて下さい。

「Spice Island」 Op.117
「スパイス・アイランド」

<序奏>
1〜4(4)

<提示部>
第1主題
「A」5〜19(15)

第2主題
「B1」20〜27(8)

<展開部>?
「B2」28〜35(8)

「B3」36〜46(11)

<序奏>
47〜48(2)

<再現部>
第1主題
「A」49〜62(14)

第2主題
「B4」63〜76(14)

<コーダ>
77〜80(4)

<分析のヒント>

<再現部>を(63)からにした理由。

第2主題が右手に現れるのは
(67)からですが、
(63)から左手に第2主題の断片、
半音上行モチーフ(1〜2拍目)あり。

それと作曲者自身が(63)に複縦線、
「a tempo」や「mf」を書いている。
(63〜66)は、
第2主題への序奏のような感じです。

<展開部>について

「B2」(28)は、
「B1」(20)最初のコード
「C♯」が短3度上がって
「E」から始まる。

「B3」(36)は、
「B1」(20)最初のコード
「C♯」と異名同音である
「D♭」のコードから始まります。

ついでに「B4」(63)ですが、
ここは<提示部>第1主題(5)と
同じコード「F♯m7」から
始まります。(67)も。
posted by テル先生 at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 「スパイス・アイランド」Op.117 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月14日

コード進行を覚えるコツ

ジャズでも、クラッシックでも
曲を分析する時、または
効率よくコード進行を覚えるには、
どうすればいいのか?

前回学んだカプースチンの曲を
例にして説明しましょう。

「The End of the Rainbow」Op.112
「ジ・エンド・オブ・ザ・レインボー」
楽譜は
「ピアノアルバム 1」(プリズム版)
85ページ、
下から2段目の1小節目(37)から、
86ページ上段2小節目(44)まで。
小節番号でいうと、
(37)から(44)までの8小節です。
以前のレッスンで書き込んだ<形式>の
「C1」37〜44(8)になります。

前回この8小節のコード進行を学びました。

|Dm7 G7(4)|CM7 Em7 A7|
|Dm7 G7(4)|Em7 Am7|
|E♭m7 A♭7|C7(Bass D♭)D♭|
|F♯7(4)F♯7|BM7|

この曲の(他の曲でも)
コード進行を覚える時、
コードネームと共に(別に)、
<度数>で覚えるといいですよ。

上記の場合は以下のようになりますね。

|Um7 X7(4)|TM7 Vm7 Y7|
|Um7 X7(4)|Vm7 Ym7|
|V♭m7 Y♭7|Z7(Bass U♭)U♭|
|W♯7(4)W♯7|ZM7|

上記の度数をヒントに
他の「C1〜2」を分析しましょう。
代理コードを使っているところも一部あります。

「The End of the Rainbow」Op.112
「ジ・エンド・オブ・ザ・レインボー」

「C2」45〜56(12)
「C1」93〜100(8)
「C2」101〜112(12)

注意、「C2」は12小節ですが、
1〜8小節目までが理解出来ます。
+4小節は自分で分析して下さい。

「C1〜2」「+4」については
近い内に説明する予定です。

では上記「C1〜2」を分析して、
覚えて下さい。

コードネームだけで見ると
各「C1〜2」が
まるで違うように見えますよね。
でも、度数で読むと
ほとんど同じことがわかります。

これが理解出来るようになると
曲が覚えやすくなりますし、
分析がとても面白くなりますよ。

2013年01月13日

コード進行の複雑化(その2)

前回に続いて
今回もカプースチンの作品を分析して
ジャズのコード進行について学びます。

「The End of the Rainbow」Op.112
「ジ・エンド・オブ・ザ・レインボー」
(虹の果て)を分析して
コード進行の複雑化を学びましょう。

楽譜は
「ピアノアルバム 1」(プリズム版)
85ページ、
下から2段目の1小節目(37)から、
86ページ上段2小節目(44)まで。
小節番号でいうと、
(37)から(44)までの8小節です。

前のレッスンで<形式>を書き込んだ
「C1」37〜44(8)になります。

この8小節のコード進行は、
以下のようになっています。

|Dm7 G7(4)|CM7 Em7 A7|
|Dm7 G7(4)|Em7 Am7|
|E♭m7 A♭7|C7(Bass D♭)D♭|
|F♯7(4)F♯7|BM7|

実はカプースチンは、
さらに細かいことをやっているのですが、
それは後日(さらに複雑化の時)に説明します。

今回は、
この範囲の内容を理解しましょう。

このコード進行を単純化します。

|G7|C|
|G7|C|
|A♭7|D♭|
|F♯7|B|

キーだけで考えると、
<キーC>4小節
<キーD♭>2小節
<キーB>2小節

つまり<キーC>の半音上下のキーに
転調しているので覚えやすいですよね。

では、これを徐々に複雑化していきます。

|C|C|
|C|C|
|D♭|D♭|
|B|B|

上記は、すべて<トニック>のみです。
これを<ドミナント>と<トニック>
にしてみましょう。

|G7|C|
|G7|C|
|A♭7|D♭|
|F♯7|B|

次に、ドミナント・コードは、
「Um7−X7」(ツー・ファイブ)
に分割出来ます。

|Dm7 G7|C|
|Dm7 G7|C|
|E♭m7 A♭7|D♭|
|C♯m7 F♯7|B|

ここまで分かりますか?

<キーC>のトニック「C」は1度、
「Dm7」は2度、
「G7」は5度なので、
<Dm7−G7−C>のコード進行を
2−5−1(ツー・ファイブ・ワン)
と言います。

では、続けます。
2小節目3拍目に、
次の小節の「Dm7」に行くための
ドミナント「A7」を入れます。
そして、セブンス・コードは
ツー・ファイブに分割出来ますので
「Em7 A7」にします。

|Dm7 G7|C Em7A7|
|Dm7 G7|C|

4小節目の「C」は「CM7」ですが、
ここはトニックの代理コード
「Em7」「Am7」に置き換えます。

|Dm7 G7|C Em7A7|
|Dm7 G7|Em7 Am7|

トニックの代理を知らなくても、
ここでは「そんなものか」と
軽く読み飛ばして進んで下さい。

ジャズに詳しい人は
「酒とバラの日々」
9〜10小節目を思い出して下さい。
2つのトニックの代理コードが
ここと同じように使われていますね。

4小節目のトニックは
代理コードを使いましたが
6小節目のトニック「D♭」は、
別の技法で装飾されています。

<トニック・ディミニッシュ>
のような技法です。

|D♭dmi7  D♭|
または
|C(Bass D♭) D♭|
今回のカプースチンは
「C」を「C7」にして
|C7(Bass D♭) D♭|
のようになっていますね。

本来のトニック・コードに
一瞬遅らせて解決する技法の1つです。

「sus4」なども、そんな種類の技法です。

7小節目(43)の「F♯7」は
よく見ると(正確に書くと)

|F♯7(sus4) F♯7|です。

私(このブログ)は
「sus」と書くのが面倒なので、
単純に「4」と書いています。

別の書き方をすると、
「E(Bass F♯)」
「C♯m7(Bass F♯)」
でも同じ意味です。

「sus4」コードの扱い方は、
第3音の代わりに第4音を使い、
その第4音が第3音に解決します。

ここの場合(43)で説明すると
「F♯7」の第4音(B音)が
左手3拍目裏で
「A♯音」になっていますね。
ここが「F♯7」で、
その前が「F♯7(4)」になります。

なお、この「sus4」コードは
解決しない場合もあります。

1小節目と3小節目の「G7」です。

ここを正確に書くと、
「G7(4)」または
「F(Bass G)」
「Dm7(Bass G)」
などになります。

「G7」の第4音(C音)が
第3音(B音)に解決しないで
次のコードに進んでいますよね。

ここまで説明したことを
全部まとめると〜

|Dm7 G7(4)|CM7 Em7 A7|
|Dm7 G7(4)|Em7 Am7|
|E♭m7 A♭7|C7(Bass D♭)D♭|
|F♯7(4)F♯7|BM7|

以上のようになります。

では、ここで復習しましょうか。
〜〜〜〜〜〜〜
|C|C|
|C|C|
|D♭|D♭|
|B|B|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
|G7|C|
|G7|C|
|A♭7|D♭|
|F♯7|B|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
|Dm7 G7|CM7|
|Dm7 G7|CM7|
|E♭m7 A♭7|D♭|
|C♯m7 F♯7|BM7|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
|Dm7 G7|CM7 Em7A7|
|Dm7 G7|CM7|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
|Dm7 G7|C Em7A7|
|Dm7 G7|Em7 Am7|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
|E♭m7 A♭7|
|C7(Bass D♭) D♭|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
|F♯7(4)F♯7|BM7|
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
|Dm7 G7(4)|CM7 Em7 A7|
|Dm7 G7(4)|〜〜〜

さあ、ここで全部をまとめてみますよ!

|Dm7 G7(4)|CM7 Em7 A7|
|Dm7 G7(4)|Em7 Am7|
|E♭m7 A♭7|C7(Bass D♭)D♭|
|F♯7(4)F♯7|BM7|

今なら、よ〜く分かるでしょう?

さらに、ここまでわかると、
以下の8小節が理解出来ますよ。

「C2」45〜52(8)
「C1」93〜100(8)
「C2」101〜108(8)

注意、本来「C2」は「+4」が加わり
全体で12小節なのですが、
今は8小節目まで理解出来ればいいです。

上記の3ヵ所「C1」「C2」などと
「+4」については近い内に説明します。

では上記「C1〜2」を分析して下さい。
カプースチンが理解出来るようになると
本当に面白くなりますよ。(人生が…!)

2013年01月12日

コード進行の複雑化

今回は、カプースチンが
単純なコード進行を複雑にしていく、
その過程をお見せしましょう。

「Gingarbread Man」Op.111
(ジンジャーブレッド・マン)
楽譜は
「ピアノアルバム 1」(プリズム版)
72ページ、1番下の段、2〜3小節目、
全体の小節番号でいうと
15〜16小節目を見て下さい。

このコード進行は、
どうなっているのでしょう?

今回は、このコード進行を解説します。

     ☆

その前に予備知識として、
<キーC>の場合、
ドミナントからトニックへ行く進行
  |G7|C|の時に、
ドミナント音の上にトニックを乗せる
 |C(Bass G) G7|C|
こんなことは誰でもよくやりますね。

他の作曲家も沢山使っています。
和声法の「46(シロク)」の和音。

誰でも(あなたも)知っているのは、
「ハノン」の長音階を練習した後に、
|C F C(Bass G) G7|C|
という和音の終止形がありますよね。

ここで使われていたのですが、
思い出しましたか?

ここまでが予備知識でした。

では、ここからが本題です。

     ☆

<キーA>で、上記の話を書くと
 |E7|AM7|の場合、
以下のようになりますよね。

|A(Bass E)E7|AM7|

今回のカプースチンは、
「E7」の位置を次の小節に変えました。

|A(Bass E)|E7 AM7|

次に「E7」の前に
「E7」に行くための一時的なドミナント
「B7」を持ってきます。
(和声法でいうドッペル・ドミナントです)

|A(Bass E)|B7 E7 AM7|

さらに「B7」に行くためのドミナント
「F♯7」を前の小節に持ってきます。

|A(Bass E)F♯7|B7 E7 AM7|

さらに「F♯7」に行くためのドミナント
「C♯7」を考えます。

|A(Bass E)C♯7F♯7|B7E7AM7|

ただし、ここだけは「C♯7」を使わずに
代理コードの「G7」にしています。

|A(Bass E)G7F♯7|B7E7AM7|

これで出来上がりです。
カプースチンの楽譜と見比べて下さい。

以下で復習しましょう。

<コード進行の複雑化>

|E7|AM7|

|A(Bass E)E7|AM7|

|A(Bass E)|E7 AM7|

|A(Bass E)|B7 E7 AM7|

|A(Bass E)F♯7|B7 E7 AM7|

|A(Bass E)C♯7F♯7|B7E7AM7|

|A(Bass E)G7F♯7|B7E7AM7|

これで完成です。
カプースチンの楽譜をよく見て比べて下さい。

以下は、逆に<コード進行の単純化>です。

|A(Bass E)G7F♯7|B7 E7 AM7|

|A(Bass E)C♯7F♯7|B7E7AM7|

|A(Bass E)F♯7|B7 E7 AM7|

|A(Bass E)|B7 E7 AM7|

|A(Bass E)|E7 AM7|

|A(Bass E)E7|AM7|

|E7|AM7|

どうですか?
よくわかりますよね。

複雑に見えるコード進行も
このように単純化すると
分かりやすいでしょう?

     ☆

では最後に<応用問題>です。

この曲「Gingarbread Man」Op.111
(ジンジャーブレッド・マン)の
111〜112小節目を見て下さい。

78ページ最後の小節から
79ページ最初の小節です。

このコード進行は
どうなっているのでしょう?
キーは違いますが、
ものすごくよくわかりますよね?

2013年01月11日

「ジ・エンド・オブ・ザ・レインボー」形式

今回の「カプースチン・リターンズ」研究分析は、
「The End of the Rainbow」Op.112
「ジ・エンド・オブ・ザ・レインボー」
(虹の果て)の<形式>を学びましょう。

楽譜は
「ピアノアルバム 1」(プリズム版)
 83ページから91ページまで。

この曲の形式を大きく見ると〜

前半部(1〜56)と
後半部(57〜112)に分けられ、
その後、
主題「A」再現(113〜122)と
コーダ(123〜130)になります。

これだけでは大雑把過ぎるので、
さらに細かく形式を見ていきましょう。

自分の楽譜に形式を書き込んで下さい。

<前半部>

テーマ(主題提示)
「A1」 1〜8(8)
「A2」9〜16(8)
「B1」17〜24(8)
「A3」25〜36(12)
「C1」37〜44(8)
「C2」45〜56(8+4=12)

<後半部>

(前半部の変奏)
「A1」57〜64(8)
「A2」65〜72(8)
「B1」73〜80(8)
「A3」81〜92(12)
「C1」93〜100(8)
「C2」101〜112(8+4=12)

主題再現部(「A」のみ)

「A1」113〜122(10)

<コーダ>
123〜130(8)

以上です。

<注>
前半の「C1」「C2」と
後半の「C1」「C2」では
あまりにも違うのではないか?
と思う人がいるかもしれませんが、
ここは転調しているのです。

前半部と後半部の「C1〜2」は、
それぞれ何のキーなのか、
わかりますか?

近い内に、詳しく説明しますので
お楽しみに。

2013年01月10日

「ユーモレスク」形式

今回の「カプースチン・リターンズ」(CD)
分析研究は、「ユーモレスク」
(または「ユモレスク」)の形式を学ぼう。

曲名を2種類書いたのは、
CDでは「ユーモレスク」、
楽譜では「ユモレスク」になっていて
どちらが正しいのかわからないので、
今回は「ユーモレスク」にしておく。

楽譜は、「ピアノアルバム 3」の
104〜115ページです。

以下の形式を楽譜に書き込んで下さい。

「Humoresque」
「ユーモレスク」形式
 
<イントロ>(前奏)
1〜8(8)

<テーマ提示>
「A1」 9〜16(8)
「A2」17〜24(8)
「B」 25〜32(8)
「A3」33〜40(8)

<変奏1>
「A1」41〜48(8)
「A2」49〜56(8)
「B」 57〜64(8)
「A3」65〜72(8)

<変奏2>
「A1」73〜80(8)
「A2」81〜88(8)
「B」 89〜96(8)
「A3」97〜104(8)

<変奏3>
「A1」105〜112(8)
「A2」113〜120(8)
「B」 121〜128(8)
「A3」129〜136(8)

<間奏>
137〜144(8)

<テーマ再現>
「A1」145〜152(8)
「A2」153〜160(8)
「B」 161〜168(8)
「A3」169〜172(4)

<Coda(コーダ)>
173〜234(62)

どこから<コーダ>が始まるのか?
よくわからない。

(173)からG音のペダルが始まるので
ここを<コーダ>の始まりとしたけれど、
実際は数小節後かもしれない?

(175)?または(179)?その他?

どちらにしても
大変に長いコーダ(62小節)なので、
さらに細かく区切ると
以下のようになるのでは?

「C1」173〜190(18)
「C2」191〜206(16)
「C3」207〜223(17)
「C4」224〜234(11)
ここ(224)からペダルC音になる。

以上です。各自、研究してみて下さい。
posted by テル先生 at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 「ユーモレスク」Op.75 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月09日

カプースチン分析研究を再開!

先月(2012.12)に再発売された
CD「カプースチン・リターンズ!」を
記念して分析研究を明日から再開します。

「カプースチン・リターンズ!」
に収録されている曲で、楽譜が出ている
7曲を分析していきます。

楽譜は「ピアノアルバム1〜3巻」です。

「ピアノアルバム 1」
☆ジンジャーブレッド・マン 作品111
☆ジ・エンド・オブ・ザ・レインボー 作品112
☆「ブルー・ボッサ」ケニー・ドーハムの
 メロディによるパラフレーズ 作品123

「ピアノアルバム 2」
☆ファンタジア 作品115
☆スパイス・アイランド 作品117
☆アリー・バロッソの「ブラジルの水彩画」
    によるパラフレーズ 作品118

「ピアノアルバム 3」
☆ユーモレスク 作品75

以上の7曲を分析します。

以前すでに書いた「ブルー・ボッサ」、
「ブラジルの水彩画」などは、
さらに細かいことまで書く予定です。

お楽しみに!

では、明日。
posted by テル先生 at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | カプースチン技法の分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月04日

「カプースチン・リターンズ」再登場!

カプースチンの名盤
「カプースチン・リターンズ!」が
ジャケットを変えて再登場した。





早速、私も今日買って来た。

曲目は当然同じで、曲順も同じだ。
(つまり、まったく同じ内容です)

違うのは、まずジャケット写真。
同じように見えるが、以前の写真は、
カプースチンの目が正面を見ている。

今回の写真は、カプースチンの目が左側、
私たちから見れば右側を見ている。

本人の解説文は同じだが、
プロフィールの最後のみ変更されている。

以前のものは〜
2007年に70歳を迎えて〜途中省略〜
〜作品番号は133を数える(2008年4月現在)

今回のものは〜
2012年に75歳を迎えて〜途中省略〜
〜作品番号は144を数える(2012年11月現在)

そして決定的な違いは、解説の次ページに
カプースチンが楽譜を書くポーズで
何と!私を見ているではないか!
(ただ正面を見ているだけの写真ですが)

もうこれだけで、
まったく同じ内容のCDでも
「買った価値がある」というもんだ!

(呆れるあなた…)

カプースチン・リターンズ!

<曲目リスト>
1. アリー・バロッソの「ブラジルの水彩画」によるパラフレーズ
   作品118
2. 装身具のような 2つのエチュード 作品122
3. ジ・エンド・オブ・ザ・レインボー 作品112
4. ユーモレスク 作品75
5. ファンタジア 作品115
6. ジンジャーブレッド・マン 作品111
7. ヴァニティー・オブ・ヴァニティーズ 作品121
8. スパイス・アイランド 作品117
9. 「ブルー・ボッサ」ケニー・ドーハムのメロディによるパラフレーズ
   作品123
10. カウンタームーヴ 作品130
11. ピアノ・ソナタ 第16番 作品131

こちらが以前のCDジャケット。
カプースチンの目が正面を見ている。





この名盤をまだ持っていない人は、
ぜひ手に入れて下さい。

これは記譜された
<超絶技巧ジャズ・ピアノ>です。

世界で比べる人が存在しない
完全に独自のスタイルです。

お値段も以前より安くなりましたよ。
posted by テル先生 at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽譜、CDなどの紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月01日

2013年おめでとう!

明けまして
おめでとうございます。

2013年もよろしく。

この2〜3日間は
<ビル・エヴァンス分析研究>ブログの
改築工事をしていました。

カプースチン分析研究も
少しずつでも進めたいです。
なかなか出来なくて申し訳ありません。
posted by テル先生 at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | テル先生の研究日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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