2012年01月26日

Op.133<誤植>報告(その2)

カプースチン
「ピアノのための6つの小品」(作品133)

誤植をいくつも見付けましたので
少しずつ報告しますね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

U(2曲目)11ページ
上から3段目、2小節目(小節番号49)、
左手4拍目裏に「E♭音(♭ミ)」があるよね。

これは完全な誤植。

(♭)を取って「ナチュラル」を付ける。
つまり「E音(ミ)ナチュラル」にする。

なぜ、そうなるのか、説明しよう。

<理由1>
ここは次の小節のコード「EM7」が
半拍前に出て来ているんだ。

これだけでは納得出来ないよね?

もっと決定的な証拠を見せよう。

<理由2>
問題の49〜50小節と
以下の小節を見比べてみよう。

5〜6小節
25〜26小節
33〜34小節

ここに書き出した小節のコード進行は
すべて〜
|CmM7 F7 | EM7 Dm7 |なんだ。

注、「Cm」は「Cm7」ではなく
「CmM7」だけれど
今回の話には関係ないので、
説明は後日する。

では上記の小節を詳しく見ていこう。

<理由3>
5小節目の左手を見てほしい。
49小節目と比べてみてね。

まったく同じで4拍目裏「E音(ミ)」
にナチュラルが付いているよね。

<理由4>
25〜26小節を見よう。
ここも上記のコード進行なんだけれど、
ここでは「E音」を半拍前に出していない。

これが普通の状態。

でもジャズでは次の小節のコードを
半拍前に出すのは当たり前のこと。
カプースチンだって、いつもやっている。

<理由5>
33〜34小節も見よう。

上記のコード進行で、
ここでも「E音」を半拍前に出していない。

でも、5〜6小節と
問題の49〜50小節は
次の小節のコード「EM7」を
半拍前に出しているんだね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これで全員納得したと思うけれど、
どうかな?
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2012年01月24日

Op.133<誤植>報告(その1)

出版されたばかりのカプースチン
「ピアノのための6つの小品」
(作品133)ですが、
いくつかの<誤植>を見付けましたので
少しずつ報告します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

W(4曲目)16ページ
上から2段目、2小節目(小節番号5)、
左手2拍目裏の「E音(ミ)」に
ナチュラルを付ける。

その前、同じ小節内に
「E♭音(♭ミ)」あり。

<理由1>
前小節、左手3拍目を見てみよう。

<理由2>
4〜5小節と20〜21小節を比べてみよう。
この4小節はすべて|A♭m7 Gm7|の繰り返し。
問題の小節(5小節目)以外の「Gm7」には
「E音(ミ)」にナチュラルが付いているね。
特に21小節目を見てみよう。
ほぼ同じフレーズ、同じコードの押さえ方で
「E音(ミ)」にナチュラルが付いているよね。
以上の理由で問題の音に「ナチュラル」を付ける。

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次も、別の重大な間違い。

同じく16ページ、上から2段目、
3小節目(小節番号6)、2拍目裏、
右手「G音(ソ)、A音(ラ)」を
「A音(ラ)、B音(シ)」にする。

<理由1>
22小節目を見てね。
4分の3拍子に変わった小節で、
コード進行は|E♭m7  F♯m7|
になっていて、この「F♯m7」を
よ〜く見てごらん。(2拍目裏)

<理由2>
この曲で作曲者は
「マイナー7コード」を下から
左手「1、5」
右手「♭3、11(=4)、♭7」
のように積み重ねている例が多い。
例えば、
5、20、21小節の「A♭m7」
6、22小節の「E♭m7」
23小節「Am7」
22小節「F♯m7」など。

<理由3>
そもそも「F♯m7」で
問題の「G音(ソ)」は使えない。
一般的に「m7コード」で
「♭9」は使わない。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

まだ重大な誤植がありますが
後日、報告しますね。
あなたも見付けて下さい。
posted by テル先生 at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | <誤植>発見報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月22日

カプースチン新刊が2冊も!

つい1週間前にカプースチンの
新刊楽譜を紹介したばかりなのに、
さらに2冊が発売された。  

1冊目が、これだ。

カプースチン
「ピアノのための6つの小品」作品133





カプースチン ピアノのための6つの小品 作品133[ピアノ・ソロ]

<内容紹介> amazonより

世界初出版となる、
2007年に作曲されたピアノ小品集です。

カプースチンのピアノ作品の中では
最も易しく、手の大きな人でなくとも
弾けるように意図された作品です。

レパートリーのライブラリーとして
ご活用ください。

<収録曲>
ピアノのための6つの小品
   第1番〜第6番

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

もう1冊は、これだ。
こちらは2台のピアノのための作品。

カプースチン
「ピアノと管弦楽のための協奏曲」第4番
作品56[作曲者自身による2台ピアノ編曲版]





カプースチン ピアノと管弦楽のための協奏曲 第4番 作品56[作曲者自身による2台ピアノ編曲版]

<内容紹介> amazonより

1990年に作曲された4番目のピアノ協奏曲を
作曲家自身による2台ピアノ編曲版で
お届けします。

レッスンやコンサートなどの
レパートリーとしてぜひご活用ください。

<収録曲>
「ピアノと管弦楽のための協奏曲」
   第4番(単一楽章)
posted by テル先生 at 01:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽譜、CDなどの紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月16日

「シンフォニエッタ 作品49」

〜 カプースチンの楽譜、新刊! 〜

久し振りに
カプースチンの新刊楽譜が出ました。

しかも連弾です。

これは誰でも練習すれば弾けそうです。
〜と言っても、
クラシックをある程度やった人。
今までの難しい作品よりは
(がんばれば)
「弾けそうかな?」と思います。

親しい誰かと楽しんで弾きましょう。
または1人で多重録音でもいいかな?

カプースチン
「シンフォニエッタ 作品49」(連弾版)
[楽譜]
ニコライ カプースチン (監修)





<内容紹介> amazonより

カプースチン・ファン待望の1冊、
満を持して登場!

世界初出版となるこの楽曲は、
オリジナルの管弦楽作品を
作曲家自身がピアノ連弾用に編曲したものです。

カプースチンの他のピアノ曲に比べて、
大変取り組みやすく仕上がっており、
楽しみながらカプースチン・サウンドを
ご堪能いただけることでしょう。

本書は、
カプースチン自身による監修
であることはもちろん、
日本におけるカプースチン研究の第一人者
である川上昌裕氏によって校訂されています。

カプースチン シンフォニエッタ 作品49[連弾版]

[曲目]
第1楽章 オーバーチュア(序曲)─アレグロ
第2楽章 スローワルツ─ラルゲット
第3楽章 インテルメッツォ─アレグレット
第4楽章 ロンド―プレスト

     ☆

音を聴いてみたい方は、
川上先生のCDに収録されています。

「カプースチン:室内楽作品集1」
 川上昌裕

<曲目リスト>
1. シンフォニエッタ OP.49 [連弾]
2. フルートとピアノのためのソナタ OP.125
3. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ OP.70
4. 二台のピアノのためのディジー・ガレスピーの
「マンテカ」によるパラフレーズ OP.129





カプースチン:室内楽作品集1

<内容紹介> amazonより

カプースチンから
絶大なる信頼を寄せられるピアニスト、
川上昌裕がお届けする
カプースチン室内楽の真髄!

世界初録音、
「シンフォニエッタ」
「フルート・ソナタ」を収録。

●録音 2010年3月17日、18日、19日
岩舟コスモス・ホール

<アーティストについて>
川上昌裕(ピアノ 1、2、3、4-多重録音)
川上ゆかり(ピアノ 1)
大塚茜(フルート 2)
竹中勇人(ヴァイオリン 3)
posted by テル先生 at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 楽譜、CDなどの紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月01日

本年も、よろしくね!

2012年1月1日

あけましておめでとうございます。

去年(2011)は、分析が進みませんでした。

今年は、
少しずつでも記事を更新したいと思います。

よろしくお願いします。
posted by テル先生 at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | テル先生の研究日誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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