2010年03月31日

ジャズ・コード上級教本

ジャズ・ピアノ上級者用の教材を紹介します。

「新主流派以降の現代ジャズ技法 2」
 ハーモニー編 北條直彦

今までのジャズ教則本には出て来なかった
現代のジャズ・ピアニストが使っているコード。

それを知りたくても、
今までの教則本には書いてなかったのです。

従来のジャズ理論をマスターした人で
次の段階へ進みたかった人に推薦します。

以下は出版社の案内です。

新主流派以降の現代ジャズ技法(2) ハーモニー編
<内容説明>

Be Bop以降のジャズ技法については、
今まで教則本という形では紹介されてこなかった
現実があります。

本書は、「メロディー編」に続いて、
筆者の長年の研究を惜しみ無く紹介した、
ジャズメン垂涎の書です。

Be Bopでは出ない、Mode以降のハーモニーを理論的に、
サンプルも豊富に紹介、コードネームでは表し切れない、
独特のハーモニー満載です。

内容的には上級者向けとなりますが、
初心者の方でもすぐには理論を理解するのは難しいですが、
各エクササイズを弾くだけでも充分衝撃を受けるに足る
今後の参考になる1 冊となるでしょう。

<目次>

■【第2巻】
[Part 1]
Mode技法の基本的知識
1. Mode における Chord の性格について
2. Tonic Chord と Primary Chord による連結
3. Modal Cadence の応用
4. 1 Chord による Mode Color を強調した Voicing
5. Pan Diatonic Chord
6. 音の集合体として扱った Modal Harmony

[Part 2]
Modal Voicingの色々
1. クオータル・ヴォイシング
2. クインタル・ヴォイシング
3. セコンダル・ヴォイシング
4. ハイブリッド・ヴォイシング
5. カラートーン・ヴォイシング
6. 各種ヴォイシングの応用と拡張
7. 元のコード進行にとらわれないリハモニゼーション
8. カラートーンによるヴォイシングの例

[Part 3]
コンテンポラリーなリハモニゼーション
1. コントラリー・モション
2. コンスタント・ストラクチャー
3. 通常のコード進行を持つメロディーに対する
    非機能的なリハモニゼーション

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今回紹介した本が第2巻ということは
当然、第1巻もあります。

「新主流派以降の現代ジャズ技法 1」
  メロディ編   北條直彦 編著

現代のジャズピアノ技法 メロディー編 ~新主流派以降~
posted by テル先生 at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 分析のためのジャズ理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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