2009年10月31日

好きなことを始めよう!

明日は、11月1日だ。

「1」が3つも並ぶなんて、

何か新しいことを始めるにはいい日だよ。

好きなこと、以前からやりたかったことを

    始めようではないか。

以前やろうとして出来なかったことも、

    もう一度挑戦してみよう。

私は最近、ビートルズ関係の資料を集めたり、

本を読んだり、分析、研究の準備をしている。

ブログで音楽理論的分析を書く予定だから…。

あなたも明日から

  好きなことを研究しよう。

    新しいことを始めよう!
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2009年10月30日

異名同音でも意味は…?

「♯5」と「♭13」は、同じではない。

 何を言っているのか、わかるかな?

「G7」を例にして説明しよう。

「G7(♯5)」の ♯5音 は「♯レ」

「G7」の ♭13 は「♭ミ」だよね。

 鍵盤上では同じ音だけれど意味は違う。

異名同音を使い分けなくてはいけない。

このような例は他にもあるので
   時間がある時に説明しようと思う。

普段から意識して使い分けよう。

どのような状況の時、どちらを使うのか?

いつも気を付けることだ。
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2009年10月29日

困るよね、♯9は…?

「9th」は3種類ある。(以下「9」と略す)

普通「9」(ナインス)と言えば「ナチュラル9」のこと。

残り2つは「♭9」と「♯9」で、
  ドミナント7・コードで使うことがある。
    (いつでも使える訳ではない)

「G7」を例にして説明すると、

「9=ラ(A音)」

「♭9=♭ラ(A♭音)」

ここまではわかると思うけれど問題は「♯9」なんだ。

「9」に♯を付けるから
  「♯9=♯ラ(A♯)」になると思うよね?

ところが実際は

 「♯9=♭10=♭シ(B♭)」と書くんだ。

「G7」の「♭9、♯9」は「♭ラ、♭シ」ということ。

「♯9=♭10」と覚えておこう。
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2009年10月28日

ザ・ビートルズ・ボックス

「ビートルズをもう1度勉強しよう」

  と思った切っ掛けは

   <ザ・ビートルズ・ボックス>セット。

全14作品213曲(217テイク)
     CD16枚+1DVD

09.9.9発売された話題の最新リマスターCD。

DISC1〜4までは初のステレオCD化だそうだ。

ザ・ビートルズ・ボックス
[Box set] [CD+DVD] [Original recording remastered]
       税込価格 ¥35,800

アマゾンでは、¥29,369
      (私はお店で買ってしまった!)





ネット上の感想でも

 「高額なので迷ったが、買って良かった」

    という声が多い。

私も同感だね。

天下のビートルズを良い音で聴けるのだから…。

本当に良いモノにお金を出すのは得なことだと思う。

心の充実感があるからね。

さあ、ビートルズを学び直そう。
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2009年10月27日

「ビートルズ」楽曲研究

ビートルズに関する本は沢山あるけれど、
音楽理論的に分析してあるものは少ない。

レコーディングのエピソードやメンバーの言葉、
CDの解説などをまとめた本がほとんどだ。

それは舞台裏が知れて面白く、ためになる。

ただ、もう少し音楽のことが知りたい人もいるだろう。

以下に紹介する本は、音楽的な解説が書いてある。

「ビートルズサウンズ大研究」
       チャック近藤・著

著者は、ビートルズ・コピーバンドをやっていた人なので
全213曲について、コード進行、サウンド、コーラスなど
かなり詳しく解説してくれている。

ビートルズの音楽を学びたい人には、お薦めの1冊だ。





昨日の話「ビートルズで音楽理論」は
「音楽理論を学んで、
  あなたの音楽に応用するには?」
    という視点で考えている。

カプースチンもビートルズも、
「なぜ分析するのか?」というと、
最終目的は
「自分(あなた)の音楽に活かすため」

あるいは

「音楽的能力を高めるため」なんだよね。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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2009年10月26日

ビートルズで音楽理論

最近ずっと考えていたことがある。

それは「ビートルズで音楽理論」を学ぶという案。

音楽理論の基本的なことを
  ビートルズの曲を例にして説明する。

そんなブログがあったら楽しいかも?と思ったんだ。

カプースチンを分析するのは私自身のためなので
  初心者には難しいところがあるかもしれない。

しかしビートルズ作品ならジャズのコードに比べると
そんなに難しくはない。(基本はしっかり学べる)

音楽理論の初歩から中級、
そしてジャズへの橋渡しになるような気がしている。

というのは、私自身がそんな経験をしているからだ。

私が中学生の時に、ビートルズがデビューした。

当時、ほとんどの若者は、ビートルズの影響を受けた。

私もエレキギターで、ビートルズの曲を練習した。

現役ミュージシャンでビートルズの影響を受けた人は
沢山いると思う。

私も原点に帰って、

 もう1度ビートルズを学ぼうかなと思ったんだよね。
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2009年10月25日

ジャズ・コードを学ぶには

ジャズのコードは、

コード・トーンとテンションを組み合わせて作る。

コード・トーンだけではジャズ・サウンドにならない。

しかし、そうは言っても難しいのは
同じ「G7]でも、いろいろな組み合わせがある。

どのように組み合わせるかは、

ジャズ理論書を参考にしてテンションを覚える。

そして、カプースチンを分析すると

いろいろなジャズ・コードが出て来る。

カプースチンのコードは

実際にジャズ・ピアニストが使うコードと同じもの。

それを12キーに移調して練習するといい。
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2009年10月24日

コツコツと練習しよう

最近コード進行について何回か話したけれど、

ジャズはコードの積み重ね方が重要なんだね。

例えば、

コード進行の基本は

|Dm7 G7|CM7|ですよ、

と言っても

これを普通のコードで弾いたらジャズにならない。

つまり「G7」は

「ソ、シ、レ、ファ」なんて弾いてもダメ。

もちろん転回型を使ってもダメだよね。

これでは、コード・トーンだけだもの。

ジャズ・コードというのは、

コード・トーンとテンションを
     組み合わせて作るものなんだね。

だからコード進行も学ぶけれど、同時に

コードの押さえ方も勉強しなければならないんだ。

それで、テンションの話になるんだけれど、

まずは「9th」(ナインス)からマスターすることだ。

CM7、C7、Cm7 など、

いろいろな種類のコードで「9th」を弾いて覚えること。

もちろん各コードを12に移調して練習する。

生徒たちも普段から曲と並行して練習している。

あなたも地道な課題の積み重ねで上手くなるんだよ。

「楽して上手くなろう」なんて考えないこと。

上手くなることを夢見て
コツコツと練習を積み重ねよう。
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2009年10月23日

またまたギリギリだね!

こんばんは。

夜12時少し前です。

今、京都「ドリーム音楽院」に着いて、

このブログを書いています。

毎日毎日ブログを書くというのは大変です。

でも、また明日から書きますけれど…。
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2009年10月22日

資料は活用しなくちゃね

昨日はジャズ理論書を紹介しましたが、

私自身も理論を復習したいと思っています。

昔から良い教材を沢山集めたのに、

  持っているだけで安心してしまって、

       まったく活用していないのです。

これではいけないと思いながら、

何十年も経ってしまったので

このへんで勉強したいなと思っているのです。
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2009年10月21日

「ジャズ理論書」決定版

いつもブログで「ジャズ理論を学ぼう!」

と言っているけれど、どんな教材がいいのか?

いままで紹介しなかったけれど良い理論書がある。

ワークブックと名が付いているように
課題もあり、解答もあるから一人でも学べる。

内容も基本から本格的ジャズ理論まで

  説明も詳しくて、しっかり学べると思う。

300ページ以上ある充実した理論書。

国内のジャズ理論書では、本当に<決定版>だ。

   決定版 音楽理論ワークブック





カプースチン分析には、ジャズ理論の知識が必要。

    じっくり学ぼうではないか。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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2009年10月20日

まず原曲を調べるんだ

レッスンの時、

松本あすかさんのCDを聴かせたら、

感激してものすごく喜んだ生徒がいた。

その後、その生徒は
楽譜を購入して「エリーゼのために」を弾いて来た。

ブログ読者にも動画を紹介した、
   あのカッコイイ「エリーゼのために」だ。

それで近い内に
カッコイイ「エリーゼのために」を分析する予定だ。

今日は
 まず「エリーゼのために」の原曲を分析していた。
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2009年10月19日

三連続「トゥー・ファイブ」

前回の理論講座は

「トゥー・ファイブ」の前に来る「トゥー・ファイブ」。

今回は、もう一つ前に来る「トゥー・ファイブ」の話。

前回までは、

|Em7 A7|Dm7 G7 |C|〜

今回は

「Em7」の前に来る「トゥー・ファイブ」を加える。

|F♯m7(♭5)B7|Em7A7|Dm7G7|C|

「C」に向かって完全4度(上)進行しているよね。

 ここで注意することは
    「F♯m7」を(♭5)にすること。

それによって「キーC」の中で自然に使えるんだね。

応用範囲が広いコード進行なので、
       いつものように12キーで覚えよう。
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2009年10月18日

カッコいい「エリーゼのために」

あの有名な「エリーゼのために」が、
        こんなにカッコいいなんて…!

まずは、この動画(松本あすか)を観てほしい。

普通の「エリーゼのために」ではなくて、
       カッコよくアレンジされているんだ。





どうだったかな!

カッコよかったでしょう?

このアレンジで
  「エリーゼのために」を弾いてみたい人は、
     楽譜があるので弾いてみるといい。

あすかさんは、クラシックだけでなく、
ジャズも学んだからこんなことが出来るんだね。

あなたも将来は作曲や編曲が出来るように
     これから勉強していこうではないか。

松本あすか アーティストスコアブック
PIANO ESPRESSIVO (楽譜)
松本 あすか (著, 編集, 監修)





「エリーゼのために」が収録されているCDもある。

このCDには、
カプースチン「8つの演奏会用エチュード」作品40から
    第3番「トッカティーナ」も収録されている。

松本あすか CD
PIANO ESPRESSIVO



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2009年10月17日

「トゥー・ファイブ」の発展

今回は
「トゥー・ファイブ」の前に来る「トゥー・ファイブ」。

大きく分けて2種類ある。

1.|Em7 A7|Dm7 G7 |C|

2.|Am7 D7|Dm7 G7 |C|

上の例を12キーで覚えよう。

「A7」のことを「ファイブ・オブ・トゥー」と呼ぶ。

次の「トゥー・ファイブ」の
  「トゥー(Dm7)」に行くためのコードだから。

「ファイブ(A7)・オブ・トゥー(Dm7)」だね。

      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「D7」のことを「ファイブ・オブ・ファイブ」と呼ぶ。

次の「トゥー・ファイブ」の
  「ファイブ」に行くためのコードだからだね。

「Dm7」を省略して考えれば、よくわかるよね。

|D7|G7|

「G7」(ファイブ)に行くための「D7」だよ。

クラシック「和声学」の「ドッペル・ドミナント」。

英語で言うから「ファイブ・オブ・ファイブ」。

日本語では「5度5度」かな?「5度の5度」。

5度(G7)に行くための5度(D7)。

英語では順序がひっくり返る。

「ファイブ(D7)・オブ・ファイブ(G7)」

同じ「ファイブ」だから、
どちらが「D7」なのかわからなくなるけれど、

「ファイブ(A7)・オブ・トゥー(Dm7)」

   で考えれば混乱しないでしょう。

          ☆

この2つのコード進行、よく出て来るので、
        12キーでしっかり覚えようぜ。
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2009年10月16日

「トゥー・ファイブ・ワン」

前回は「ドミナント・モーション」の話だったけれど、

今回は「トゥー・ファイブ・ワン」を学ぼう。

キーCを例にすると、

「2度−5度−1度」のダイアトニック・コード

|Dm7 G7|CM7|

これを「トゥー・ファイブ・ワン」という。

<キーF>

|Gm7 C7|FM7|

<キーB♭>

|Cm7 F7|B♭|

以下、12キーで書き出し、弾いて覚えよう。

これがコード進行の基本になる。

カプースチンやクラシックを分析する時、
    ジャズピアノ学習など、

あらゆる場面で登場する超有名なコード進行だ。

  12キーで弾けるように練習しよう。
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2009年10月15日

ドミナント・モーション

コード進行の基本は「ドミナント・モーション」だ。

<キーC>の時

| G7 | CM7 |

| X7 | TM7 |

ほとんど人は、この例を見て、わかったつもりになる。

「そんなこと知ってるよ」と思うだろう。

では、この進行を12キーでメトロノームに合わせて、
  途中1ヵ所も間違えないで弾けるか、と言うと…?

仮に弾けたとしよう。

では、これは弾けるかな。12キーで。途中、間違えないで。

| D7 | G7 | C | C |

仮に弾けたことにしよう。

では、これは。

|A7|D7|G7|C|

さらに…。

|E7|A7|D7|G7|C|

このへんでやめておこう。

私が長年ピアノの先生たちを教えてきた経験から言うと
    弾けなくて当然だから安心してほしい。

人間は、簡単なキーの例だけ見て
   「自分はわかっている」と錯覚しているんだね。

それに気付いたら、今から地道に練習すればいいんだ。

「いや、私はそんなものは弾ける」と思う人も
           念のため弾いてみるといいよ。

基本を軽く考えないで、普段からしっかり練習しよう。

練習さえすれば、誰でも必ず弾けるようになるからね。
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2009年10月14日

理論を学ぶということ

理論を学ぶということは、
   音楽の仕組みを学ぶことなんだ。

仕組みがわかれば、再構築出来る。

それが作曲、アレンジだよね。

仕組みがわかれば、先の展開が読める。

ということは、暗譜も簡単になる。

内容がわからなければ丸暗記しかないけれど、

コードのつながり方や、

  メロディの仕組みがわかると、

   納得して覚えられるようになる。

「理論は苦手」と言う人も
     一歩ずつ進んで行けば大丈夫だ。
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2009年10月13日

ジャズ理論で広がる世界

ジャズ理論を理解すると、
    カプースチン分析以外でも役に立つ。

ショパン、ベートーヴェン、ビル・エヴァンス誰でもいい。

どのような曲、作曲家、ジャズ・ピアニストのアドリブ、

何でも分析して理解出来るようになる。

理解出来ると、いろいろな時に応用して使えるので、
音楽の幅が広がり、勉強が楽しくなってくる。

小〜中学校の勉強でも、内容がわかって来ると楽しくて
ますます勉強してしまう。

それと同じで、このブログの話がわかると楽しくなってくる。

あなたには、ぜひ、そうなってほしいものだ。

それには、まず基本的なことを知っておくことだ。

トニック、ドミナント、サブドミナント。

キー、調号、音程、ダイアトニック・コード、ドミナント・モーション、

トゥー・ファイブ、トゥー・ファイブ・ワン、7thコード代理、その他の代理、

など、まだまだ沢山あるけれど、一つずつ学んでいけばいい。

理論を知っていると作品の理解度が違ってくる。

作曲家は気分で作っている訳ではなく、音楽法則の範囲で作っている。

秩序の中でのひらめきで、決して気分一発で作っている訳ではない。

それは、分析しているとよくわかる。

昨日のカプースチンの転調でも、気分だけで作っていたら、
元のキーに帰って来られなくなる。

決して行き当たりばったりではないということなんだね。

これから、じっくりジャズ理論を学んでいこうではないか。
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2009年10月12日

「循環コード」と「逆循」とは?

前回「カッコイイ転調の仕方」の続きを話そう。

ジャズ理論を知らない人には、
何を言っているのか、わからなかったかもしれない。

そこで今回は、基本的な話をしようと思う。

          ☆

よくあるコード進行をあらかじめ覚えておくことは
非常に大切なことだ。

例えば、次の有名なコード進行。

<キーC>
|CM7 Am7 |Dm7 G7 |

<キーF>
|FM7 Dm7 |Gm7 C7 |

このコード進行は多くの曲で使われているので
  12キーに移調して練習しておくこと。

ジャズ理論では「コード・パターン」と言うけれど
日本では俗に「循環コード」略して「循環」と言う。

「循環」と言う意味は、
    この進行を繰り返して使うことがあるから。
    (単独で使って別のコードに進んでもいい)

とにかく4つのコードを、ひとまとめにして覚える。

これに対して「逆循環コード」と言う進行もある。

略して「逆循」(ぎゃくじゅん)と言う。

「あの曲は<逆循>から始まるんだよね」
     などと言うと、ミュージシャンぽいぞ。

<キーC>
|Dm7 G7 |CM7 Am7 |

<キーF>
|Gm7 C7 |FM7 Dm7 |

「循環」と「逆循」の違いは、比べればわかるよね。

循環>|CM7 Am7 |Dm7 G7 |

逆循>|Dm7 G7 |CM7 Am7 |

小節が入れ代わって、逆になっているでしょう。

         ☆

さて、前回(昨日)の話の続きだ。

今度、カプースチン仲間に会ったら言ってやろう!

「あのさあ、19番の<サビ>って、
   <キーC>の<逆循>から始まるんだよね」

|| Dm7 G7 | CM7 Am7 |

 | B♭m7 E♭7 | A♭M7 |

  | Am7 D7 | GM7 D♭7 |

   | F♯m7 B7 | Fm7 B♭7 ||

カプースチン
「24のプレリュード 作品53」
  第19番(プリズム版93〜95ページ)

ジャズ理論がスッゴクわかっている人みたいじゃないか!

その他のことを訊かれると、しどろもどろになるけどね。

自分の部屋で、独り言でもいいから言ってみなよ。

ジャズ理論を勉強したくなるかもしれないよ。

「あの曲って<逆循>から始まるんだよね」

  別の場面で…。

「え?イントロは、どうすればいいかって…!」

「そうだな、<循環>でやったら…」

カッコええじゃんか!
  一人前のジャズメンぽくって…。

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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   「毎日1回<循環>で、お願いね!」
posted by テル先生 at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 分析のためのジャズ理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする