「24のプレリュード」作品53(プリズム版)
第5番 キーD ラルゴ
(42〜43ページ)です。
以下の分析は「〜夢実現法」(ブログ)に
07.3.22日、投稿したものです。
ほんの一部ですが修正しました。
以前これを読んだ人も復習しましょう。
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2007年03月22日
ジャズ・バラードを弾こう!
今回は「ジャズ・バラード」を弾きましょう。
「何と、たった2ページしかありません」
しかも、作曲者本人の短い解説によると、
「極度に圧縮されたソナタ形式」だそうです。
「何、これがソナタ形式?」
「う、う、うそでしょう!」という感じです。
分析してみると、
本当に「極度に圧縮されたソナタ形式」でした。
しかし、完全に「ジャズ・バラード」でもあります。
川上先生が作ってくれた「難易度表」でも
1番易しいランクになっているので、
誰でも(がんばれば?)弾けると思います。
あなたは立派なジャズ・ピアニストになった気分に、
きっと、なれま…「す」。(「せん」かな?)
☆
「全体の構成」と「コード進行」を楽譜に書き込んで、
ソナタ形式を理解しながら弾いて下さい。
♪「全体の構成」
<提示部>
[ A ]第一主題(1〜5)
[ B ]第二主題(6〜7)
<展開部>
[ C ](8〜11)
<再現部>
[ A ]第一主題(12〜14)
[ B ]第二主題(15〜16)
<コーダ>
(17〜18)
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♪「コード進行」
<提示部>
[ A ]第一主題(1〜5)
|| E♭M7 A♭M7 | A7 D7 | G7 F♯7 |
| * Bm7 | * Em7 E♭7 A7 ||
* 4小節目は、
B7(4)でもいいような気もしたのですが、
ソナタ形式ならば主調に関係ある短調かな?
と思い Bm7 で解釈しました。(考え過ぎかも?)
* 5小節目は、Em7 が8分音符、E♭7が1拍半、
残りの約2拍分がA7です。
[ B ]第二主題(6〜7)
|| D7 Am7(Bass D) | D7 G7 ||
<展開部>
[ C ](8〜11)
|| C7 F7 | B♭M7 A♭M7 | D♭M7 G7 |
| * Em7 Fm7 B♭7 ||
*11小節目は、Em7 が2拍、あとは1拍ずつです。
<再現部>
[ A ]第一主題(12〜14)
|| E♭M7 A♭M7 | A7 D7 | *GM7 Em7 A7 ||
*14小節目は、GM7が2拍、あとは1拍ずつです。
[ B ]第二主題(15〜16)
|| D7 G7 | D7 G7 ||
<コーダ>(17〜18)
|| * F♯m7(♭5) F7 E7 G(Bass A) E♭M7 |
| D7 ||
*17小節目は、コードが5つもあります。
左手のベース音と照らし合わせて書き込んで下さい。
☆ ☆
各小節内で行われている
「細かいコードの動き」に関しては省略しています。
例えば
<展開部>1小節目(全体の8小節目)
| C7 F7 | を正確に書くと、
| C7(4) C7 F7(4) F7 |
*(4)も、正しくは(sus4)と書きます。
または、
| Gm7(Bass C) C7 Cm7(Bass F) F7 |
以上のようになるのですが、
わかる人には当たり前のことですし、
初心者に対しては
あまり複雑にしてもいけないと思い
省略しています。
このままでも問題ない範囲で書いていますので、
あとは自分で分析して下さい。
詳しい内容は、解説の時にしようと思っています。
今の段階は、
コード進行を書き込んで楽譜を弾いたり、
眺めていて下さい。
それだけでも勉強になります。
「勉強の仕方」も近い内に話す予定です。
少しでも分析出来る人は、、
これだけのヒントを与えれば充分過ぎるはずです。
ぜひ、細かいことまで研究して下さい
では、ジャズ・バラードの雰囲気を楽しんで下さいね。
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ここまでが、07.3.22日に投稿したものです。
私も読み直して復習しています。
本文で「詳しい内容は、解説の時に〜」
と書いていますが、なかなかやりませんので、
今度こそは実行しようと思っています。